planetary days,

不惑とか嘘だよ。惑う惑う。ふらふらと。

TVゲームの父

2007年10月24日 | (´・ω・`)
ATARI創業者にしてTVゲームの父とも言われるノーラン・ブッシュネルがElectric Design誌のインタビューに答えて、色々語っている(原文)。
TVゲームが閉じこもって遊ぶものになってしまい、Socialなゲームから外れていく方向に突き進んでいく事を嘆くのはいいが、彼自身が世に送り出した傑作、Breakout(ブロック崩し)はまさしく自己の裡に篭る方向性のあるゲームだったのではないか、という気がしないでもない。

まあ、ゲーヲタが白い目で見られるのは、確かに「自分の世界に閉じこもる」からであり、あるいはゲーム仲間との閉鎖社会を形成しがちである事が原因であろうとは思うのだが。
だとしても、
"Video games today are a race to the bottom. They are pure, unadulterated trash and I'm sad for that," says Bushnell.
って、ここまで言わなくてもいいんじゃないかなあ。

ゲームのフォーマットというか、核の部分はいくつかの類型に収まってしまい、画期的なビデオゲームが生まれる事は確かに稀になった。見た目や、ストーリーで頑張って差異化しているだけのゲームも多い。
PS3を買う気がしないのも、映像表現を強化しただけのソフトしか出ていないような気がするためだ。
そういう意味では、もう既に「ゲーム」は頂点を通り過ぎ、下降するばかりやも知れない。

でもなあ。
本の体裁が共通化して、新しい装丁の本が生まれなくなったからといって、新しく出る本はクズばかり、なんて言う人はいないと思うんだよね。
まあ、過去の成功体験が大きい人ほど後続を低く評価するものだという、そんな一般化が適用できるような発言に見えてしまって。
真意がどこにあるのか判らんけども。
コメント
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