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日本のいまを考える#18 従軍慰安婦問題の底にあるもの その1



祝日は玄関に国旗を掲揚しましょう


★精神学協会「日本のいまを考える」から転載

『精神学協会』
http://www.godbrain.com/gb/letter/



■日本のいまを考える#18

従軍慰安婦問題の底にあるもの その1

「従軍慰安婦」
いつから、どこから、何の意味を持って出てきた単語なのか、知っていますか?
「従軍慰安婦」などという単語は、少なくとも私が子供の頃には、聞かなかった言葉です。

かねてからあった医師や看護婦、記者などにつく「従軍」ともともとあった「慰安婦」という言葉が合体した言葉でしょうか。

医療従事者は、軍に所属する「従軍」の存在がありましたが、慰安婦を「軍が」連れて行くという制度はなかったはずですから、言葉のマジックというのか、勘違いさせ、混乱させようという意図を感じざるを得ない言葉の使い方です。

軍の動くところに、民営の慰安所はあったと思いますが、人数として主張する数字も実態に照らし合わせてまったく合わない上に、当時慰安所で働いていた女性たちの生活ぶりなどを追っても、同じ時期の兵隊さんたちがもらった給与の二十倍以上だったともいわれています。

米軍の調査によれば、当時の東条英機総理大臣の月給が八百円、陸軍大将の月給が五百五十円、慰安婦は千円から二千円だったそうです。
  №106「従軍慰安婦問題」(上)~日韓友好に打ち込まれた楔
  http://blog.jog-net.jp/201309/article_6.html 


中学・高校の歴史教科書にも、「従軍慰安婦」や「強制連行」という言葉が載せられてしまいましたが、「新しい歴史教科書をつくる会」の政府への抗議活動もあり、数研出版など、徐々に削除が行われてきています。

しかし、韓国では歴史教科書に「日本が慰安婦の強制連行を認めた」などと教えている様子。

戦後七十年もたって、すでに当時をよく知る人々の多くが鬼籍に入られる時代です。

きちんと正しい情報を知り、正しく伝えていく必要があります。


朝日新聞と吉田清治の話題は、多く出ていると思いますが、参考までに。
  「慰安婦狩り」吉田証言を報じた朝日記者の心性  東京基督教大学教授 西岡力
   http://ironna.jp/article/516l 

また、初期の一連の話を細川一彦さんが10年前に、まとめて書かれています。ご一読をおすすめします。

「慰安婦問題は、虚偽と誤解に満ちている」
   http://khosokawa.sakura.ne.jp/opinion12f.html 


平成三年(一九九一年)秋ごろから平成四年(一九九二年)にかけて、朝日新聞を中心に多くの国内メディアが集中的に慰安婦問題報道を流しました。

日本人の多くが知ったのは、大分県の女性運動家がばら撒いた韓国語のビラが発端となって、三名を含む強制連行に関する日本政府相手の訴訟が起こされた平成三年十二月。当時、高木健一弁護士らが韓国からキーセン出身の元慰安婦らを連れてきて、記者会見やデモをさせ、高木弁護士の支援により提訴したそうです。

その後、事実と異なる訴訟をする原告が現れはじめ、提訴の後押しをしたのが韓国にある反日団体「韓国挺身隊問題対策協議会」(挺対協)でした。

そして、相次ぐ政治家たちの失策がありました。
宮沢元総理大臣は調査もせずに、訪韓直前だからと韓国のマスコミや世論に押されて軍の「関与」を認め、謝罪方針を貫き、翌年、宮沢内閣の総辞職直前に河野内閣官房長官が、日本を貶め、後世に禍根を残す談話を発表しました。

最近でもアメリカでの慰安婦像撤去裁判で河野談話が証拠として上げられるなどの事態を引き起こしています。

既出の「慰安婦問題は、虚偽と誤解に満ちている」にも記載されていますが、河野談話の内容は下記にあります。
  
慰安婦問題の虚偽6~大失策の河野談話
   http://blog.goo.ne.jp/khosogoo_2005/e/fe373e628558d1eca528cb5bee02ec10l 

世界に誤解が広がったのは、国連人権委員会の「クマラスワミ報告」による、慰安婦は「性奴隷(セックス・スレイヴ)」であったという言葉です。その根拠としてあげた二冊のうちの一冊が吉田清治によるものでした。

すでに虚偽であったとされていた吉田証言を、根拠にあげていたのです。
吉田清治の「奴隷狩り」は、昭和五七年(一九八二年)以降、何度も朝日新聞でくり返し報じてきたもので、最初から矛盾の多い話であったといわれています。
本人も、週刊新潮の取材で「創作話」であったと認めていたそうです。

朝日新聞は三十年近くも放置して、二〇一四年になり、批判があまりに強くなったため、国内ではようやく謝罪広告を出し十六本の記事を撤回しました。しかし、反省の色は認められないという声もあります。
  
「重く受け止めて」ないじゃないか! 驚愕の朝日・慰安婦社説
   http://ironna.jp/article/1078

そのうえ、朝日新聞海外版では、いまだに謝罪は一切出していないそうです。
国内においても、一度の謝罪広告で、すでに流布されてきた誤った報道を、人々の頭や心から、速やかに消せるものではありません。

センセーショナルに取り上げられた海外ではなおさらです。

こういう事象を見ていると、今に始まったことではなく、戦後日本のメディアは、大手新聞社を筆頭として、テレビ局も含め、マスコミ全体がものすごく偏っていて、責任を取らないばかりでなく、悪意を持ってわざと工作しているのかと思えるほど酷い状態であると思います。

公共のテレビ局や新聞社などは、事実をできるだけそのままに知らせることが仕事のはずですが、正しく伝えないのは沖縄二紙だけではありません。

五月二十七日に東京の北とぴあで、「沖縄発日本再生運動!」として我那覇真子さんが代表を務める「真実を伝える沖縄県民全国キャラバン実行委員会」主催の会が開かれました。

我那覇真子さんは「琉球新報、沖縄タイムスを正す県民・国民の会」の代表でもあります。

登壇者のお一人である但馬オサムさんが、慰安婦問題に関して「半島の反日活動はもはや宗教である」という視点をお話くださっていました。宗教だから、果てしなく問題は出し続けてくる、慰安婦問題が駄目になれば徴用工、それが駄目ならまた次を、という終わりのない活動だというご意見でした。

当日資料として、沖縄県読谷村に設置されている朝鮮人軍夫のレリーフ像と碑文の写真と、宮古島に建てられた「アリランの碑」という慰霊碑の写真がありました。

読谷村のレリーフ像は、琉球新報によると下記のものです。

阿嘉島の悲劇超え友好へ/朝鮮人軍夫慰霊「恨の碑」完成/韓国で8月除幕
   http://ryukyushimpo.jp/news/prentry-94184.html

「アリランの碑」という慰霊碑は、二〇〇八年に宮古島に建てられました。
自衛隊分屯地のすぐ近くで〈日本軍「慰安婦」祈念碑〉という矢印の先にあるそうです。

「女たちへ」という碑文があります。
十二カ国語に訳されていますが、太平洋戦争における日本軍によって被害を受けた十一カ国の女性たちと、ベトナム戦争時に韓国軍によって被害を受けたベトナム女性のための慰霊だそうです。

日本軍は軍で慰安婦を連行したことはないので、韓国軍によるものとは別ですが、なし崩しにするための工作なのでしょうか・・・
  
語り継ぐ「戦時性暴力」 アリラン碑建立5周年
   http://ryukyushimpo.jp/news/prentry-212207.html 

銅像や碑文が好きな半島の方々の国民性なのかもしれませんが、捏造の話をあちらこちらに書いて撒き散らす精神性は劣等感の裏返しとしか思えません。そして、その根底には自らを「妬むものである」という一神教の神を、信仰する思想や誘導がありそうです。

沖縄の現状について、虎ノ門ニュースで我那覇さんが報告しています。
二週間は視聴できると思います。どうぞお早めにご視聴ください。

虎ノ門ニュース 五月三十一日  ケント・ギルバート 我那覇真子 居島一平 
  https://www.youtube.com/watch?v=-Z5gDpSlEV8 

(次回に続く)

平成二十九年六月二日
柴田サチ子
協力 ツチダクミコ

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