猫と掃除

まるちゃん、ゆったりと寝とるね。

今から、掃除機かけるよ。

さちこ、悪いねぇ～。掃除するよ。

 

掃除機かけた途端、掃除機を睨みつけて、

このうらめしそうな態度。

イヤイヤ去ってゆく、さちこ。

猫たち、掃除機嫌いです。掃除機がうなりだしたら、みんな　いなくなります。

 

でも・・・

このあずきは、例外。

 

掃除機と一定の距離と取りながら、

ちょっと、身構えて手を出そうとする。

 

では、モップはどうだ。

やっぱり、一定の距離を取りながら

モップから離れません。

 

ちょっと、勢いよくモップを動かしてみる（遊んどるんかい、掃除しとるんかい、どっちじゃい？・・・自分に問いかける）

後ずさりながら、手を出そうとするあずき。それがおもしろくて、何度もやってしまう。。。

 

洗うのも、わざわざ見に来て・・・一定の距離・・・

モップを待つあずき。

 

さあ、掃除終わったよ。

えらかったね、あずちゃん。（一体、何が？）

ご褒美に、ご馳走をあげようね。誰もいなくなってるから、ゆったりと食べれるね。

掃除に付き合ってくれるのが、私は何だか嬉しいのです。邪魔にもなるけど、張り合いがあります。

 

 

✿✿✿・・・

昨夜、とってもとっても嬉しいことがありました。

このひと月とちょっと、ずっと胸の中でいつもモヤモヤとしていたこと。

うちのふくが、ひと月とちょっと帰って来ないのです。

 

猫たちの社会は、色々複雑で、同じように育っても、仲の悪い猫、相性の悪い猫の関係ができるのです。

そして、ふくは、うちの中に落ち着いた場所を持てません。

それで、近所に自分の場所を持ってるのですが（ふくが居着いてる場所は大体わかります。）、

そこと、うちを行ったり来たりするのです。

日に一度はうちに帰って来てご飯を食べる。

もしくは、２、３日のうちにうちに帰ってくる。

たまに、ゆったりと私と一緒に寝ることもある。

何日も、家にいることもある。

そんな行動パターンを、取ってたのに、ずっと帰ってこない。待っても待っても帰ってこない。

その場所に行っては、呼んでみましたが、姿を現しません。

 

もしや、イノシシに？それとも、人に？想像は悪い方向に、向いていました。

完全家飼いをしない私に責任があります。自己嫌悪に陥り、情けない気持ちで

昨夜、猫のさんぽに行きました。

ふくがいる場所を目指して・・・。名前を呼んでもやっぱり来ません。

家に戻る道すがら、猫の神様にお願いしました。

「どうぞ、ふくが困ってませんように、苦しんでませんように、幸せでありますように・・・。」

 

散歩から帰って来て、ネットをしていたら、

「ニャ・・・。ニャ・・・」

何と言うことでしょう。夢にまでみたふくがそこにいるのです。

早速、猫缶を開けて

ぺろっと食べて

身体をさわってみますが、どこも怪我はしていません。

それにあまり痩せてません。

何を食べてたんかな、誰かにご飯貰ってたんかな。

何にしても、ありがとう。戻ってきてくれてありがとう。

昨夜は、ふくちゃん、私のそばにべったりひっついて寝てくれました。

あ～、良かった。猫の神様、ありがとう。

 

ありがとうございました。

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