日本画家・伊賀晶子

日本画家伊賀晶子の山口での創作活動について。

墨と山

2015-12-10 12:11:46 | 個人として
今日は昨日より早起きして、スケッチに行った。
天気はよいし気温はちょうどよいし自衛隊も訓練をしていないしで、昨日よりもずっと集中できた。
墨で描くことおよそ4時間。1枚目は形が狂って、失敗した線がそのまま残っている。なにせ墨は一度引いた線は消しようがない。ある程度暗い色調の所は墨で濃淡をつけておく。余計おかしくなった。
1枚目に2時間くらいかかったはずだけど、1枚目で失敗したこともあり集中が切れてしまう。でも、軽く運動をして気持ちを切り替えて、2枚目を描き始める。今度は全体の見当をつけながら慎重に。やはり1枚目よりも形が取れるようになった。最終的には彩色で仕上げたいので今日はここまで。どこか気が緩んでいるのか最後の最後に画面の中にぽとり、と墨を落としたり紙の端を汚したりしてしまってがっかりする。この粗忽な性格がうらめしい。しかし、今日は収穫の方が多い。
ドラッカー展で観た水墨画家たちの一点の無駄も隙もない画面が頭をよぎりうーむ。とうなる。昔の人はどれだけ真摯に描いて描いて描きまくっていたのだろうか。

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