★クゥくん★
2011年3月19日にドロンヂョ様のご紹介でこちらの
町田ねこさんの里親募集にて我が子になったクゥくん。
トライアル直前の検査で猫後天性免疫不全症候群(FIVいわゆる猫エイズ)陽性が発覚しましたが譲渡させていただきました。
我が家では色々な方々と深く相談し合い、
留守中と夜寝る時は部屋を隔離し二匹だけにはしない。
トイレと食器は別にする。(トイレはクゥ部屋に1つ、リビングに2つ用意)
ポモナにはエイズワクチン接種(100%ではありませんが)
等の対処法をとることを決め共存の道を選びました。
個人的にも色々な本を参考にFIVについて勉強させていただきました。
FIVに関しても勉強するにつれ「偏見の怖さ」を改めて感じました。
確かに安全は100%ではないし感染や発症の心配はあります。
ポモナを思うと陽性だった場合は飼わない方がいい…
トライアルさせていただく前にはそう悩んだ時期もありました。
それでもドロンヂョさんにお話し伺ったり獣医さんのお話を聞いて自分でも勉強させてもらって心は変わりました。
我が家には留守の時はクゥくんだけが過ごせる部屋を作ることができました。
二匹一緒にいる時は常に私かぼのが見ていられます。
発症した場合やクゥくんの日頃の体調も考えてポモナ同様にペット保険に加入いたしました。
とにかくわたしたちが今のクゥくんに出来ることはなるべくストレスを与えずに栄養価の高い食事をとらせて元気に過ごしてもらうことだと思っています^^
あとは日頃の健康チェック。これはクゥくんだけじゃなくポモナも☆
クゥくんブラッシングが好きなようなので夜はブラッシングと弱りやすい歯のために歯磨きもしています。
爪は一週間に一回二匹ともきちんと切って怪我防止。
FIVで免疫力が低下しているとはいえ猫さんは自然治癒の力や抵抗力をもっているのでそれらを引き出せるようこれからもきちんとした知識をもってクゥくんと向き合い過ごしていきたいと思っています。
FIVは感染率も低く発症もしないで寿命を全うする子もいるとのこと。
もし発症したとしてもそれを受け止めて病気と向き合い、
残りの人生をいかに幸せに過ごさせてあげるかが大事だと私たちは思っています!
何が起きようとくよくよ考えたって何も変わらないのだから
1日1日を大切に。精一杯楽しく幸せに過ごす。
この心情は下半身不随になりながらも癌と闘って逝った私の母と。
同じく癌で逝った私の父。二人から教えてもらったことでもあります。
確かに先住猫のポモナがいるのに…とよく思わない方もいらっしゃると思いますし、
実際に、やめたほうがいいんじゃないかと助言してくれた方もいらっしゃいました。
それが間違っているとは思いませんし正しいことだと思います。
不安がないと言ったら嘘になります。
それでもこんなに愛らしいクゥくんをFIVだからと手放す選択だけは私たちはしたくありませんでした。
共存できる環境をつくり、感染しない、発症しない可能性があるのであれば共に過ごしていきたいと私たちは思いクゥくんを家族に向かいいれることにしました。
思うところは人それぞれあると思います。
それでも暖かく見守っていただければ幸いですm(__)m
最後に・・・
里親様になろうとしている方々に猫エイズだからといって敬遠せずにきちんとした知識をもっていただき家族に迎えいれられるきっかけになって貰えれば幸いです。
そして最後まで読んでいただきありがとうございました。
凛