「北の都」の碑の前で
1、北の都に秋たけて われら二十の夢数ふ
男女の棲む國に 二八に帰るすべもなし
2、そのすべなきを謎ならで 盃捨てゝ歎かんや
酔へる心の吾れ若し 吾永久に緑なる
男女の棲む國に 二八に帰るすべもなし
2、そのすべなきを謎ならで 盃捨てゝ歎かんや
酔へる心の吾れ若し 吾永久に緑なる
二十歳の青春時代のはずだが
胸を躍らせ希望を胸に入学した16歳を過ぎ、早二十歳。
勉学やスポーツや部活に打込む者、酒、カフェ、モラトリアムの時は過ぎようとしている。
もう一度、夢や希望で一杯の16歳に戻りたいと言っている(二八とは16歳のこと)旧制四高受験の年齢です。
旧制高等学校が「青春」の概念を日本で定着させたと言われています。
それまで日本には青春というものが無かったということか。
寮歌にあるように、金沢は今「秋たけて」います。
全国で四番目の学校誘致で新潟県と競った。
"練習量が全てを決定する柔道"井上靖が小説「北の海」でそう表現している。
明治・大正・昭和の四高生