古参のシクラメンなんかは15年くらいいるだろうか。
手を掛けると花を咲かせてくれるものが多い。
この小説は日本植物学会賞の特別賞を受賞したという変わり種だ。
葉っぱは嫌いでは無いし、それで読んでみようかと思った次第。
タイトルが「愛なき世界」う〜ん
何か重そう。

あらすじ
「洋食屋の青年・藤丸が慕うのは〝植物〟の研究に一途な大学院生・本村さん。殺し屋のごとき風貌の教授やイモを愛する老教授、サボテンを栽培しまくる「緑の手」をもつ同級生など、個性の強い大学の仲間たちがひしめき合い、植物と人間たちが豊かに交差する――
本村さんに恋をして、どんどん植物の世界に分け入る藤丸青年。小さな生きものたちの姿に、人間の心の不思議もあふれ出し……風変りな理系の人々とお料理男子が紡ぐ、美味しくて温かな青春小説。」
本村さんに恋をして、どんどん植物の世界に分け入る藤丸青年。小さな生きものたちの姿に、人間の心の不思議もあふれ出し……風変りな理系の人々とお料理男子が紡ぐ、美味しくて温かな青春小説。」
タイトルが「愛なき世界」で違和感があった。
植物は自然の摂理によって子孫を残すがそこには
愛がないから?
それとも洋食屋見習い青年の恋が実らなかったから?
それとも植物にも愛はあるということを言いたかったのか?
手を掛けると答えてくれて花を咲かすがそれも摂理か?