この本売れているらしい。
私が買った時はラス1だった。
コロナは焦眉の急、環境は喫緊の課題。
コロナは一過性、環境には人類の存亡が。
コロナコロナで最近環境のニュースは減っているように思えます。
年々自然災害が増加して皆んな"本当にヤバイ"と不安に思っています。
しかしどう対処していけばいいのか解りせん、ゴミの分別の徹底、更なる省エネ、レジ袋を有料化したりしているのですが、、
それでこの先、自然災害が減るとは誰も思っていないどころか増加すると思っています。
日本の炭素排出量は中国、アメリカ、インド、ロシアに次いで5番目全体の3.4%なのですが28.4%の中国や14.5%のアメリカが炭素排出量を減らさない限り日本がチマチマと減らしてもどうしようも無いと思ってしまいます。
そして、50才代以上の人は自分が生きているうちは今の生活様式を続けられるだろう、逃げ切れるだろうと思っている。
それに怒ったのは若者のグレダ・トゥンベリさんだ。
ニューヨークでの演説の1部分
「私たちはあなたたちを注意深く見ている。それが、私のメッセージだ。
こんなことは、完全に間違いだ。私はここに立っているべきではない。私は海の反対側で学校に戻っているべきだ。それなのにあなたたちは、私たち若者のところに希望を求めてやってくる。(そんなことが)よくもできるものだ。あなたたちは空っぽの言葉で、私の夢と子ども時代を奪い去った。でも私は運が良い方だ。人々は苦しみ、死にかけ、生態系全体が崩壊しかけている。私たちは絶滅に差し掛かっているのに、あなたたちが話すのは金のことと、永遠の経済成長というおとぎ話だけ。何ということだ。」
経済成長が環境破壊に繋がっている事をハッキリ言っている、高校生で本当にえらいと思う!
現在私たちは毎週カード二枚分のマイクロプラスチックを摂取しているらしい。
近未来では日本では1000万人の環境難民が出ると。
本書はSDGs、外部化社会、グリーン・ウォッシュ、グリーン・ニューディール、気候ケインズ主義、気候ファシズム、加速主義、グローバル・サウス、脱成長資本主義、ワーカーズ・コープ他、聞いた事が無い単語がバシバシ出てきますが、理解しやすく書かれていました。
今の社会構造を変えない限り絶望への道を行くしか無いと、、、
コロナ禍で世界中で非常事態宣言(緊急事態宣言)が発動されましたが、このままだと近未来には気候変動での非常事態宣言の時は
どれくらい生活が変わるのでしょうか。
何だか凄い本だと思います、社会や環境に対する視点が変わりました。
将来、野蛮状態や統制国家を回避できる希望の書だとおもいます。
是非読んでください。