その歴史は江戸時代に遡るようです。
江戸時代の園芸ブームの中、薩摩の霧島山に自生するツツジ(霧島)が江戸に移入され、他にはない深紅の花を咲かせることから、人気となりました。
その後、品種改良の末、類似の形質を持つ「〜キリシマ」と呼ばれるツツジが数多く生み出され能登を含む全国に伝播したと言われています。これらの品種は、まとめて「江戸キリシマ品種群」と呼ばれています。
そして、能登地方に今も残る「江戸キリシマ品種群」のツツジのことを能登では「のとキリシマツツジ」と呼びます。
当時、日本中で大流行したにもかからわらず、樹齢100年以上の古木が今も500株以上残っているのは、全国でも能登地方だけです。
樹齢400年近い古木。
樹齢400年近い古木。
雪の季節になると後ろの屋根がレールに乗って移動します😊
代々大事にされてきたようですね。