多和田葉子著 2018年4月刊話の舞台は近未来のコペンハーゲン・オスロ(北欧)・アルル(南欧)日本列島は存在していない。Hiruko(主人公)はアイデンティティを言語に求め、失われた言葉(同胞)を捜す旅。日本に住んでいる日本人同士の異質性(日本人なら食べ物や行動様式はほぼ同じ)は殆ど気にならない。気にならないのはネィティブ言語が文化・伝統に根ざしているからだろう、でも他民族国家は違うのでしょうね。でも言語を超えるものがあったとしたら。物語は続編に続く。