「柳生十兵衛」 WAKI組の舞台。
主役 柳生十兵衛 演ずる、重住稜さん。
この人、殺陣や剣舞の振付、そして演出もする。まだ30歳。
「THEちょんまげ軍団SUPER」という劇団の主宰でもある。
どこをとっても、かっこよかった。
舞台に出てくるだけで、ピーンとした張り詰めた感じがした。
家、親兄弟を捨てた男。
ホントは世の中をよけいにややこしくしてる?って役かもしれないけど
なんせ、強くて、いろんな事を極めた・・・純粋な男だった。
あたしとの唯一の共通点は、サムさんの大ファンだってことかな(笑)
きじ丸 神田恭平さん。
ミュージカル「絹の靴下 Silk Stockings」にも出演されてたんですね。
今回の舞台では、最初は敵扱いだった十兵衛を知るうち、心底ほれて、
真田一族から離れ、十兵衛についていきたいと訴える。
十兵衛のまわりを、ピョンピョン身軽に飛んでるきじ丸は
さすが猿飛佐助の孫って感じで、よかった。
鉄砲をもつこの彼が、このお話の幕を下ろす際のキーマンでもあったんだよなー・・・
霧隠才蔵・じい、側見民雄さん
真田家の姫様についてる。何があっても動じず、静かな目で物事を見極めるという感じ。
そのたたずまいや、みんなが敵対視する十兵衛を一目で敵ではないと見抜くチカラ。
じいがにっこりすると、ほっとする。
最後、殺されちゃうときは”あーっ”
小頭・左馬之介、次賀慎一郎さん
いつもながらに鋭い視線で、是非とも味方につけたいタイプ。
舞台から降りると優しい目で、優しい笑顔なのに、役に入るとコワイ、コワイ。
殺陣も芝居もなにもかもスゴイ人だ。
身体能力には目を見張るものがある。鍛えてるんだなーすごい。
今回、利用されて頭のじいを殺してしまう役。
そして、自分も裏切られて殺されちゃう。キツイ役でしたねー。
最後に、茂蔵、阿部ぽてとさん。
彼も「THEちょんまげ軍団SUPER」のメンバーで、殺陣もバリバリできちゃうんだけど。
でもその風貌も含め、いつもいい風を生み出してるんだよね。
斬って斬られて、たくさんバタバタ殺陣のシーンがあるお芝居の中で
自然に、ふっとした笑いを生み出せる人。
「しまったー」とわざとらしく叫ぶたびに、ぷぷぷっと笑ってしまう。
十兵衛にすっかりなついていたきじ丸を呆れてたのに、
次に出てきたときは、自分もすっかり十兵衛のとりこ(笑)
唯一笑わせてもらったシーンです。
終演後、キャストの方々が観客の送り出しをしてくれるんだけど
あたしの目の前を横切ったぽてとさんを思わず呼び止め・・・
「ぽてとさん あたしはやっぱりあながた大好きですっ」
といきなり張り切って言ってしまった。
一緒にいたYちゃんは”告白?!”とビックリたまげたらしい。
多分、ぽてとさんもおったまげたことでしょう・・・
本当は、こういうお芝居の中で、無理なく自然に笑いをつくれるぽてとさんはすごいと思います。、
わたしはそんなぽてとさんが大好きです。と言いたかったのでした
ビックリさせたかなぁ~
次のWAKI GUMIの舞台、CHUJI にはサムさんが出演。楽しみである
ぷぅ