5月最後の日、東京へ「或る人斬り」という芝居を観に行ってきた。
次賀慎一朗さんという役者さんが、この公演をもって引退されたのだ。
次賀さんを初めて観たのは、2009年 CHUJIだったと思う。
4ヶ月後、CONVOY SHOWを観に行ったときに、後ろに座ってはって
舞台が終わって席を立った時、なぁんかニコニコしてはるなぁ~って思って・・・・
もちろん、あたしは次賀さんだと気づいてたけど、自分を見て笑ってくれてるとは思いもせず。
だけど、どーみても目があってる気がする・・・と思って、恐る恐る「もしかして・・・覚えてくださってますか?」
「はい、覚えてます」
びっくりしちゃったよ
それから、サムさんと共演する、しないに関わらず、次賀さんを観に行っていた。
ずば抜けた身体能力で、アクロバティックな殺陣に何度も目をムイタ
高いところから飛び降りるときも、一度上にジャンプして飛ぶから、スゴイ高いところから着地する・・・音もなく着地する人だった
この人絶対、前世は忍者だ・・・と思ってた。
舞台の上では、眼光鋭く味方にこの人がいたら、さぞ安心だろうと感じさせたけど
舞台を降りると、なんとも柔和な、はにかんだ笑顔で、思わず手を振ってしまうことが何度もあったよ
幕末の土佐の岡田以蔵を演じた、次賀さん
次賀さんの最後の舞台を飾ろうという、めっちゃたくさんの出演者さん
岡田以蔵という人斬りの人生でありながら、次賀さんと重ねあわせられる台詞や関係性がたくさん読み取れて
悲惨な話ではあるけれど、その裏にたくさんの優しい思いが感じられる舞台だった。
ラスト公演は寂しすぎるし、ちゃんと挨拶したいからと、昼の公演を申し込むことにしたんだけど、
せっかく東京まで行くんだから、やっぱり最後も観ようと大千秋楽も追加した。
そんなわたしに、「その日は一日新宿ですね(笑)」
千秋楽は、センターブロックで。
大千秋楽は、最前列端っこで。
岡田以蔵に、次賀さんに涙をいっぱい流した一日でありました
最後は、出演者、演出家さん含め全員と 「殺陣がしたいです」
そのラストの殺陣は、それぞれの役者さんとの関係性がかいまみれ、素晴らしかった。
小松さんとの殺陣、よかったわ~
次賀さんらしい終わり方だったな~
素晴らしい舞台だったな~
昼間は、近藤勇
夜は、土方歳三を演じたサムさん。 ワンシーンだけど、心に残るシーンでした
新しい道に進む次賀さんに、幸あれ~
ぷぅ