北斗勃つ千代に一度の春されば
悲しみを歌ふをやめよ北の星
しのび逢ふ星の炎の凍る間に
君を忘れ凍る銀河を踊りけり
踊りつつ橋姫となる冬銀河
ダリエンソ氷の靴で踊るうた
相ひ抱くままに氷れば冬銀河
踊れただ氷る銀河を燃やしつつ
踏みしだく嘘も真も霜の片
抓むより凍る星屑こなごなごな
星やがて凍るを待ちて摘みにゆく