大坂相撲は春夏秋冬10日ずつの本場所に、東京相撲との対抗戦を加えた五場所を中心に興行していた。今の本場所といっしょで、一日一番の取り組みや。兄貴は千田川親方の許しを得て篠ヶ峰の四股名で土俵...
大碇の部屋に入ったその翌年や。兄貴は二十歳になっとった。三月から始まった興行から勝ち進...