餓死・貧困死に立ち向かう。
毎年3万人を超える自殺者、困窮のなかでの餓死・孤立死の頻発など貧困によって死に追いやられる人が後を絶ちません。しかし、こうした事態に対して有効な対応がとられるどころか、生活保護行政による困窮者の追い出しや保護基準の引き下げが進められています。「失業し、1日1食の生活を続けていたが、ついに所持金が100円となった。困って生活保護の申請に行ったところ、ハローワークに行けと追い返されてしまった」「生活保護基準が引き下げられたら、さらに子どもの食費を切り詰めなくてはいけないと思うと不安だ」といった相談や不安を訴える声が後を絶ちません。NPO法人POSSEは、生活相談や調査、研究などの活動を通じて、貧困問題に取り組んでいます。
一人も殺させない!
現場から労働・貧困問題を考え、研究したい!
困っている人を助けたい!
この3月、NPO法人POSSE(ポッセ)は学生ボランティアスタッフ募集説明会を開催します。ご関心のある方は、お気軽に説明会にご参加ください。
■説明会日程
□日にち
3月3日(日)
6日(水)
17日(日)
20日(水)
□時間
13時~17時
□場所
下北沢・POSSE事務所 (世田谷区北沢4-17-15)
地図:http://www.npoposse.jp/contact/index.htmlをご覧ください
※説明会は個別説明会の形式で行います、1 回の説明は15 ~ 30 分ほど。上記の時間帯、いつでも都合の良い時にいらしてください。
※説明会の内容は全て同じです。
※都合が合わず上記の説明会に参加できないという方には、別途、個別に説明会を設けておりますので、お気軽にご連絡ください。
■NPO法人POSSEとは
POSSEは若者の労働・貧困問題に取り組むNPO法人です。2006年に設立し、現在は東京・京都・仙台の全国3か所に事務所を構えています。会員は約300人で10~20代の学生・社会人を中心に運営しています。活動内容は幅広く、年間約800件におよぶ労働・生活相談への対応のほか、労働法教育、調査活動、政策研究にも取り組んでいます。
■活動内容
□生活相談
POSSEには年間約800件の相談が寄せられていますが、その生活相談の内容は「生活保護の申請に福祉事務所を訪ねたが、「ハローワークに行くように」と言われ、申請書ももらえなかった」「生活保護を受給しているが、担当のケースワーカーに「3ヶ月以内に就職しなければ保護を打ち切る」と言われてしまった」など深刻なものばかりです。これらの相談一件一件にはすべてボランティアが対応し、法的なアドバイスや相談者のエンパワーを通じた問題解決に、そして生活保護行政の責任追及・改善要求に取り組んでいます。
相談対応に必要な法制度の知識や相談の受け方については、定期的に設けている学習会で身につけることができるので、参加にあたって知識や経験は問いません。
□セミナー
貧困問題の実態を社会に提起する活動として、貧困問題や生活保護に詳しいNPO活動家や弁護士をお招きしたセミナーを開催しています。これまで、「生活困窮者支援のあり方」「生活保護問題の現状と課題」などをテーマに、2~3ヶ月に一回の頻度で、計6回実施してきました。こうした取り組みを通じて、貧困問題の実態を社会的に発信し、同時に、生活困窮者支援の第一線で活躍する活動家を講師として招くことで、貧困問題に取り組む支援者を養成する機会としています。
□調査・研究・政策提言・雑誌発行
生活相談から得た知見をもとに、毎年500~3000人規模の調査を実施しています。大学教授の監修で、仮説設定から分析まですべてボランティアが担っています。調査結果は、メディアや学術論文で何度も紹介されました。また、こうした調査を通じて明らかになった実態、既存の政策・制度の限界や課題を、政策提言につなげています。政策提言については、HP・メディア・学術論文のほか2008年から発行している雑誌『POSSE』でも発信しています。『POSSE』は年4回、これまで17巻を出版し、労働・貧困をテーマに現状、政策から文化まで幅広く論じています。若者のオピニオン誌としての評価も高く、朝日新聞「論壇時評」では、本誌から過去10回「今月の注目論文」が選出されました。
■お問い合わせ
TEL: 03-6699-9375
FAX:03-6699-9374
E-mail:info@npoposse.jp
事務所所在地:〒155-0031
東京都世田谷区北沢4-17-15 ローゼンハイム下北沢201号室
皆さんのご参加お待ちしています。
NPO法人POSSE一同