4月13日(木)16時~家事労働者過労死裁判の控訴審第2回目期日が行われます。今回と次回期日の5月18日(木)はWeb期日となり、裁判は担当弁護士の指宿昭一弁護士の事務所(暁法律事務所・高田馬場)で行われます。
実際の期日には原告と担当弁護士しか参加できませんが、期日終了後の16時半から高田馬場駅近くの貸会議室にて、原告・指宿弁護士・支援者で報告集会を行います。
報告集会では、裁判の進捗や家事労働者の問題をめぐる社会情勢、今後の取り組み等について、支援者の方々と共有・検討し裁判闘争を皆で進めていきたいと思います。
また、過労死やケア労働、外国人家事労働問題など、本裁判に関連した論点について学習会も企画しています。
皆様の裁判傍聴や署名などのご支援は、困難な裁判を闘う原告にとって非常に大きな力になっています。ぜひ、多くの皆様にご参加頂けると幸いです。
◆参加方法や当日の流れなど
【参加方法】
参加申し込みは以下のURLからお願いします
【集合】
日時:4月13日(木)午後4時半
場所:高田馬場駅周辺の貸会議室
【スケジュール】
16:00 Web期日(指宿弁護士・原告が参加)
16:30 報告集会(指宿弁護士・原告から期日の内容報告。裁判の意義や家事労働者の問題をめぐる社会情勢、今後予定している取り組みなど共有。学習会も予定しています)
17:00 休憩
17:10 参加者同士の交流・報告集会を踏まえた議論など
17:45頃 終了(参加可能な方で近くの飲食店にて懇親会を予定しています。ぜひ、ご参加ください)
◆前回は約40名が傍聴支援に参加しました!
今年1月に行われた控訴審第1回目では、学生やケアワーカー、過労死遺族の方など40人程の参加があり傍聴席を埋め尽くしました。期日については、報道も行われました。
妻を労働者と認めて…家事労働者の過労死問題の控訴審開始、日本労働弁護団も「労働基準法の改正を」と声明(2023年1月25日・東京新聞)
控訴審第1回目の後に行われた報告集会で原告は、『「捨てる神あれば拾う神あり」と言います。亡き妻は家事使用人は労働者では無いと国から捨てられました。しかし今日、家事労働者問題に関心を持ち傍聴して下さった大勢の皆様に拾ってもらったと思っています。それを力として頑張ります。皆様には心から感謝申し上げます。』と話しました。
私たちはこの裁判を通じて、亡くなったAさんの労災認定を実現するとともに、労働基準法や労災保険法の適用除外という労働者としての基本的な権利すら認められていない家事労働者・女性労働者の現状を変えられるよう、支援の輪を広げていきたいと考えています。
ぜひ、皆さまご参加お願いいたします。
◆過労死関連の相談や支援ボランティアへの参加は以下の連絡先まで
日本では国が認めるだけでも毎年200人近い方が、過労死や過労自死、ハラスメント自死など、職場の労働環境が原因で命を落としています。しかし、その背後には、過労死だと思ってもどうすればいいかわからずにアクションを取れないご遺族や、労災申請したくても会社から申請を妨害されたり、証拠を集められずに困っている労災被害当事者の方が何千人、何万人もいると言われています。
過労死や職場での怪我や精神疾患をはじめとする病気になった場合、ご遺族やご本人が国に対して労働災害を申請してはじめて国が調査を行い、病気などが労災に当たるのかを判断します。
そのためには証拠集めなどが必要になりますが、お一人やご家族だけで行うのは時間的にも精神的にも負担が大きいかと思います。裁判や労災申請と聞いてもあまりイメージができなかったり、そこまでやりたくないとお考えかもしれませんが、「過労死かもしれない」、「これは労災なのでは?」と思った際には、どういった解決策がありうるのかを確かめるだけでも結構ですので、POSSEの無料相談窓口にご連絡ください。相談料はかかりません。秘密厳守でご相談に対応いたします。
また、今回の過労死裁判支援をはじめとした過労死問題への取り組みは、POSSEの学生や若手社会人が中心を担っています。毎回の裁判期日での傍聴支援、問題の情報発信、記者会見の準備、オンライン署名の作成等を、皆で企画・検討し進めています。
「過労死を無くしたい、仕事が原因で命が失われる社会を変えたい」という学生や若手社会人の方は、ぜひボランティアを募集していますので、私たちまでご連絡ください。一緒に今の社会を変えていきましょう。
過労死相談ページ:https://www.npoposse.jp/karoshi-workplaceinjuries
ボランティア募集ページ:https://www.npoposse.jp/volunteer
相談電話:
03-6699-9359(相談は、平日17:00-21:00 / 日祝13:00-17:00 水曜・土曜定休)
相談メール:soudan@npoposse.jp
住所:〒155-0031 東京都世田谷区北沢4-17-15 ローゼンハイム下北沢201
◆寄付のお願い
裁判には、以下のように訴訟費用や支援のための費用が多くかかります。困難な裁判を最後まで戦い抜くために、ご協力をお願いできたらと思います。
こちらのサイトにて、寄付を集めています。
https://www.call4.jp/info.php?type=items&id=I0000112
【寄付金の使途】
① 訴訟提起のための必要経費(印紙・郵便切手等)
② 証人等の交通費
③ 意見書費用
④ 弁護士費用
⑤ その他(訴訟に関連するもの)
⑥ お金が余った場合には家事労働者の権利擁護の活動のために使わせていただきます。