ご先祖様が、軒先に吊るした提灯を目印にあの世から帰ってこられます。
祖母がまだ生きていた頃は、
お盆はお正月と並ぶ一大イベントでした。
12日の日に仏壇の前に筵を引いて、
足を付けたナスやサツマイモやキュウリが供えられ、
軒先に提灯が吊るされ…
何をしていたかは忘れましたが、
12日の日はソワソワ気ぜわしかったのを覚えています。
そして、提灯を吊るしながら、
迎え火を焚きながら、
祖母達からご先祖様のお話を聞いたものでした。
人類の歴史は、
名のある人や財産地位のある人で作られてきたのではなく、
私達のおじいちゃん、おばあちゃん、そのまた前のおじいちゃん、おばあちゃん…、
毎日コツコツと働いて地道に生きてきた人たちで作られてきたのです。
そして、これからの人類の歴史もしかりです。
ご先祖様から渡された“命”というバトンを大事に、
命に自然の畏敬に頭(コウベ)を垂れて過ごしたいものですね。
また、8月は、ヒロシマ、ナガサキ、御巣鷹山、終戦…と、
命に思いを馳せ、命の重さを考え感謝する月でもあります。
今の自分と自分を取り巻く環境は、この世からの預かり物です。
いつかお返しをしないといけません。
それまで、大切に綺麗に丁寧に扱って過ごしましょう。
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