血は争えんよね

先日会った母が、パスタを食べながら真顔で聞いてきました。

「今本職はどっちなの？」

「風水」

「おばあちゃん達みたい」と母。

母方のおばあちゃんに５歳まで育てられた私。
母いはく、おばあちゃん達の考えの基本は陰陽五行風水にあったそうです。

「その中にどっぷり五歳まで浸かっていたわけだから仕方ないか…」と諦めモードの母。
何をするにも事を起こすにも、全て暦や方位や神様などで動かされていた母だったので「あーぁ。。。」なのでしょうね。

「でもね…お母さん」。


風水は、方位や暦やまじない・占いのようなイメージがあるけど、私がこの１年ちょいで感じた風水は『人としての生き方＝人間力』なのだよ。
愚痴や悪口を言わない、陰の言葉を使わない、掃除をこまめにする、ちょっとの手間を惜しまないなどなど、人としてどうあるべきか…ということ。
だから、今の私にとって風水は生きている上でのベースなんだよ。
『風水』という大きな幹があり、そこから「ものかき」や「オンナ」や「ダイエット」や「食生活アドバイザー」や「観光案内人」やら、いろいろな枝葉が出ているんだよ。

「ふーん。おばあちゃんと話しているみたい。ま、頑張りなさい。血は争えんからね。なんかあったら頼むわ」と母。