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2021シーズンFIA-F1世界選手権 第12戦ベルギーGP 決勝レース

2021-09-01 00:25:39 | 日記

Published: Updated:

フォーミュラ1 データより

決勝  /  ベルギー 現地 29日 15:00

3時間以上に及ぶ赤旗中断を経て、2021シーズンFIA-F1世界選手権 第12戦ベルギーGPの決勝レースが8月29日に行われ、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンがポール・トゥ・ウインを飾った。

日曜の現地フランコルシャンは週末を通して最も酷い雨に見舞われ、レースは長時間の中断を強いられた。結果、レーススピードでの争いが行われる事はなく、3周のセーフティーカー先導下周回を消化するのみとなった。

 

前日の公式予選でヒーローとなったウィリアムズのジョージ・ラッセルはキャリア初の2位表彰台に上がった。3位にはメルセデスのルイス・ハミルトンが続いた。

トップ6の顔ぶれはスターティンググリッドの並びと変わらず、4位ダニエル・リカルド(マクラーレン)、5位セバスチャン・ベッテル(アストンマーチン)、6位ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)という結果となった。

7番グリッドのセルジオ・ペレスがレコノサンスラップ中にクラッシュを喫した事で、7位にエステバン・オコン(アルピーヌ)、8位にシャルル・ルクレール(フェラーリ)、9位にニコラス・ラティフィ(ウィリアムズ)、10位にカルロス・サインツ(フェラーリ)が並んだ。

2周未満の場合はレースそのものが無効扱いとなりポイント配分が行われないが、3周を消化した事で通常付与されるはずの半分のポイントが該当順位のドライバー、チームに与えられる事となった。なお規約に従いリザルトは1周目終了時点のものが採用された。

 

日曜の現地フランコルシャンは週末の中で最も酷い雨に見舞われ、チャンピオンシップポイントを争う決勝のフォーメーションラップは計4度の延期によって25分遅れで開始された。

ウェット宣言のもと、全車フルウェット・タイヤを装着。気温12.8℃、路面15.1℃、湿度96.5%というウェットコンディションでの開始だった。

ただ、ポールシッターのフェルスタッペンですら、視界不良で先行のセーフティーカーが見えないほどの悪条件で、ランド・ノリスはアクアプレーニングの発生を指摘。アントニオ・ジョビナッツィは「率直に言ってドライブできるコンディションじゃない」と訴え、結果、2周のフォーメーションラップを経てFIAレースディレクターを務めるマイケル・マシは赤旗中断を決断した。

なお直前のレコノサンスラップでは、ペレスがターン6でコントロールを失いバリアに激突。右フロントサスペンションを中心にダメージを負った。

チームは当初、レース出走を諦めたものの、中断が長期に及ぶ見通しとなった事から急遽、ガレージで11号車RB16Bの修復作業が行われた。スチュワードとの協議を経てマイケル・マシは、ペレスのピットレーンスタートが可能との判断をチームに伝えた。

 

なおアストンマーチンは中断を利用して、ピットレーン上で19番グリッドのランス・ストロールのリアウィングを変更した。本来であればパルクフェルメ違反によるピットレーンスタート扱いとなるところだが、スチュワードは「既にピットレーンにいるため無意味」であるとして10秒ペナルティを科す裁定を下した。

規定周回数に関しては、セーフティーカー先導下でフォーメーションラップが開始された場合のルールに則り、フォーメーションラップ分で1周、4回のスタート延期 = 4周、合わせた5周を当初の規定周回数(44周)から差し引いた39周へと変更された。

競技規約によりレース中断は最大3時間までと規定されているが、開始から2時間を経た現地17時、マイケル・マシはFIA国際スポーティング・コードが定める「不可抗力」条項に基づき、時計の針を一旦停止した。

これにより1時間レースの可能性が残される事となり、3時間17分に渡る中断を経て、セーフティーカー先導下、ペレスを含む全20台がピットレーンより規定周回数39周の戦いに繰り出した。

だが、フェルスタッペンが3周目のプーオンに差し掛かったところで再び赤旗が振られた事で全車がピットレーンに戻り、再開される事なく終わりを迎えた。

FIA F1スポーティングレギュレーション第51条14項に基づき、リザルトはレース中断の合図が出された周回の2周回前、つまり1周目終了時の並びを基に算出された。

そのためリザルトの正式な完了ラップ数は1周となるが、先頭車両がコントロールラインを3回通過(3ラップ目はピットレーン上で)しているため、ハーフポイントレースの要件である2周以上の周回はクリアしている。

 

3時間27分071秒に及ぶ長時間決戦であったのとは対照的に、レース周回数および距離としては1991年の14周、53kmでの争いとなったオーストラリアGPよりも更に短いF1史上最短の1周、6,880mレースとなり、史上6回目のハーフポイントが適用された。

スパ・フランコルシャンの全長は7,004mだが、スタート及びフィニッシュライン間の124mのオフセットを差し引き、6,880mがレースディスタンスとして記録された。

また、この日のレースは史上11回目のリタイア0台レースともなった。

ペレス車の修復作業を完了させたレッドブル・ホンダの努力の賜物と言える。

ホンダにとっては、マクラーレンのアイルトン・セナとゲルハルト・ベルガーが1-2フィニッシュを決めた1991年以来のスパでの勝利となった。

レッドブルは1.6リッターV6ハイブリッド・ターボエンジン時代以降、ルノーと共にした100戦で12勝を挙げているが、日本のエンジンメーカーとの共闘50戦目の節目となったこの日の勝利によって、ホンダとの勝利数はルノーと同じ12勝に達した。

コンディション

天気
気温
12.8℃
路面温度
15.1℃