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里親会のない土曜日。


ちょっとワケあって、あるお方に会いに行ってきました。










そのお方とは・・・









2012年4月卒業の元下宿犬、白玉さんです。



もともと、えらくハイパーで興奮しやすいタチなんですが
この頃、それがさらにパワーアップして抑えがきかなくなることがある、とのご相談を受けたので
ちょいと様子を見に行ってきました。



　

普段の様子を再現してもらいつつ

・犬をむやみに興奮させないための接し方
・物事を始めるのも終えるのも、決めるのは常に犬ではなく人間←飼い主が主導権を握る、ということ
・健康で安全に暮らすために、犬に「諦める」ことを教える重要性
・飼い主と犬の絆を深める、お散歩とスキンシップの方法

など、実際にやりながら、できるだけ細かくお話させていただきました。
って、こんなふうに書くとずいぶん堅苦しいな・・・実際は全然そんなことないんだけど。




どうしたらいいのか、解決方法が思い当たらず悩んでいた飼い主のAさん。

犬の心理と、それを示すボディランゲージについて説明したところ
「そういうことだったんですねー！」と納得した様子。

飼い主さんの意識が変わったことで、白玉の意識にも変化が生まれました。
今まで、お散歩中に名前を呼んでも反応ナッシングだった白玉が、
自分から飼い主さんを見上げて、アイコンタクトをとるようになり
ぐいぐい前に出るお散歩から解放されて、ゆったりと飼い主さんの後ろを歩けるようになりました。
嫌がって逃げ回っていたブラッシングも、大人しくできるように。





犬のしつけ、というと、テクニック的なことに目が行きがちですが
実は一番大切なのは、犬という動物についての正しい知識と
犬に接する人間の内面的なもの・・・心の強さ、とでも言ったらいいかな・・・だと私は思っています。





リードの引っ張り、無駄吠え、咬みつき、飛びつき、破壊行動・・・
毎日続く問題行動に心が乱され、イライラしたり途方にくれたり
挙句の果てに自分の犬がかわいいと思えなくなって自己嫌悪に陥ったり。
そういう経験のある飼い主さんって、意外に多いんではないでしょうか。


そういう時こそ、テクニックに頼る前に、ひとつ大きく深呼吸して
自分自身を振り返ってみるのも、とても大切なことだと思うのです。





犬は飼い主の鏡。
自分の心の乱れが、犬の心の乱れの原因になっているかもしれません。


これは私自身にも、常に言い聞かせていること。


どんな時も穏やかで冷静。
一貫性と決断力に満ちた、頼れる母でありたい、と、日々心がけています。








下宿犬に関するお問い合わせや里親希望のお申し込みは
アニマル・ハート・レスキューまでお願いします。
なお、犬猫の譲渡を希望される方は、定期的に開かれる
アニマル・ハート・レスキュー里親会へのご参加が譲渡の必須条件となります。
その他、応募の際の注意事項をご確認の上で、ぜひ会場へ足をお運びください。


6月2日（土）13時～15時
アニマル・ハート・レスキューの里親会が開催されます。
たくさんの犬・猫が、新たな一歩を踏み出すチャンスを求めています。
バンとつくしだけでなく、元下宿犬の摩耶（秋田犬 ♀ 推定2歳）とピット（MIX ♀ 推定1歳）も参加しますので、ご家族そろってぜひ会いに来てくださいね。