本日ご紹介の映画は、第二次世界大戦での硫黄島の戦いを描いた硫黄島シリーズ2部作の1部。アメリカ側の視点で描いたお話になります。
本日ご紹介の映画は戦争がメインではなく、この戦いの最中に硫黄島に掲げられた星条旗の写真を巡ってのお話になります。監督は独自の視点から主人公たちの心の中を優しく表現し鑑賞側により強い印象を残してくれるクリント・イーストウッド‼製作側には巨匠スティーヴン・スピルバーグが参加しております。同年に2部作になる日本側の視点で戦いを描く「硫黄島からの手紙」が公開されておりますが、公開はこちらが先になります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/69/43/9565c2c3edbd8b4f326da0d7d4c910f4.jpg)
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一枚の戦場写真が人々の運命を翻弄していく悲劇を描いた戦争人間ドラマ。
*上映時間 ・・・ 131分
*日本公開日 ・・・ 2006年10月28日
*監督 ・・・ クリント・イーストウッド
キャスト
・ジョン・ブラッドリー(ドク) ・・・ ライアン・フィリップ
終戦後葬儀屋を営むことを夢見ながら硫黄島の戦いに参加することになるアメリカ海兵隊衛生兵。硫黄島に星条旗を掲げた1人。
・レイニー・ギャグノン・・・ ジェシー・ブラッドフォード
硫黄島の戦いに参加しているアメリカ海兵隊の伍長。伝令。硫黄島に星条旗を掲げた1人。
・アイラ・ヘイズ ・・・ アダム・ビーチ
硫黄島の戦いに参加し星条旗を掲げた1人として英雄として称えられたアメリカ海兵隊員。
・ハンク・ハンセン・・・ ポール・ウォーカー
アメリカ海兵隊軍曹。
・バド・ガーバー ・・・ ジョン・スラッテリー
アメリカ財務大臣。硫黄島に星条旗を掲げた英雄を使い戦争資金を調達するために国債キャンペーンを行うことになる。
・マイク・ストランク ・・・ バリー・ペッパー
第二小隊を担当するアメリカ海兵隊軍曹。星条旗を掲げた1人。
・ラルフ・イグナトウスキー(イギー) ・・・ ジェイミー・ベル
アメリカ海兵隊一等兵。
・ デイヴ・セベランス大尉 ・・・ ニール・マクドノー
アメリカ海兵隊大尉。
・ジェームズ・ブラッドリー・・・ トム・マッカーシー
ドグの息子。戦争中の話を一切しない父に代わり父の戦友に当時の話を聞きにいく。
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<あらすじ>
1945年、太平洋戦争末期。硫黄島に上陸したアメリカ軍は、予想を遥かに上回る日本軍の反撃に遭い、苦戦を強いられる。そんな中、山の頂上に翻った星条旗。その様子を撮影した1枚の写真が全米を熱狂させ、旗を掲げている6人の兵士たちを英雄に祭り上げた。しかし、その中で生還できたのはわずか3人。ドク、アイラ、そしてレイニーだ。帰国した3人は、政府の戦時国債キャンペーンに担ぎ出され、各地で熱狂的な歓迎を受ける。
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軍人の心の闇と戦争を金儲けの為に使う政府の姿を描いた物語です。
硫黄島シリーズで先に「硫黄島からの手紙」を鑑賞した私はアメリカからの攻撃を受けながらも紳士的にアメリカを憎まず戦争を憎んだ指揮官:栗林忠道の気持ちが「父親たちの星条旗」を鑑賞し、改めて伝わった映画です。
この映画は前半は硫黄島の戦いを描き、後半は硫黄島に星条旗を掲げた写真が国中で英雄として称えられ様々なイベントに引っ張られながらもPTSDに苦しむ兵士たちの姿を描いております。
戦争を経験していない人々が勝手に金儲けのために英雄を作りだし、英雄として称えられている兵士たちは失った多くの戦友たちのことを考え苦しみ続けていく。
硫黄島の戦いをメインにしていたらかなり血みどろの恐ろしいシーンのオンパレードだっただろう、この映画は戦争という恐ろしいものの中で戦った兵士たち人間模様を描いた映画です。
主人公ドグの息子がエンディングで、、、
「英雄なんてものはいないー。
皆、父のような普通の人間だ。父が英雄と呼ばれるのを嫌がった気持ちがわかる。英雄とは人間が必要にかられて作るものだ。
そうでないと命を犠牲にする行為は理解しがたいからだ。だが、父と戦友たちが危険を冒し傷を負ったのは仲間たちのためだ。
国のための戦いでも死ぬのは友のため、共に戦った男たちのためだ。
彼らの栄誉をたたえたいのなら・・・・
ありのままの姿を心にとめよう。
父がそうしたようにー」
これがこの映画で一番訴えたい事で一番心に響いたセリフである。
「硫黄島シリーズ」は彼らが残してくれた未来に生きるものすべてに見てほしい映画である。
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