自由と正義の名のもとに・・・映画「プリズン・エスケープ 脱出への10の鍵」

本日ご紹介の映画は、アパルトヘイト体制下の南アフリカ共和国にて政治犯として投獄した男たちの実話に基づく物語です。

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南アフリカで白人として生まれながら、アパルトヘイト政策に疑問を抱き、後に大統領となるマンデラと共に、投獄されても人種差別撤廃のために闘い続けた白人たちが存在した！男たちの揺るぎない信念と友情に胸が熱くなる、感動の事実。

＊上映時間　　・・・　　105分

＊日本公開日　・・・　　2020年9月18日 

 ＊監督　　　　・・・　　フランシス・アナン

キャスト　

・ティム・ジェンキン・・・ダニエル・ラドクリフ

アパルトヘイトの撤廃を訴えるパンフレットを頒布したために逮捕さ政治犯。

・スティーヴン・リー・・・ダニエル・ウェバー

ティムの仲間でアパルトヘイトの撤廃を訴えるパンフレットを頒布したために逮捕さ政治犯。

・デニス・ゴールドバーグ・・・ イアン・ハート

ネルソン・マンデラと共に反アパルトヘイトの運動に従事して投獄された反アパルトヘイトの大物。

・レオナール・フォンテーヌ・・・マーク・レナード・ウィンター

反アパルトヘイト活動家でティムたちの収監されている刑務所に服役中の政治犯。

・モンゴ・・・ ネイサン・ペイジ

プレトリア刑務所の看守。

・シュネペル・・・ グラント・パイロ

プレトリア刑務所看守長。

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＜あらすじ＞

　南アフリカ人のティムは、白人でありながら、ネルソン・マンデラ率いる反アパルトヘイト組織「アフリカ民族会議（ANC）」に加わり、秘密作戦を実行したために、同胞のスティーブン・リーと共にテロリストとして 1978年にプレトリア刑務所に投獄された。最高警備を誇るプレトリア刑務所に収監後、ティム、スティーブンらは、アパルトヘイト政権に対し抵抗の明確なメッセージを送るために脱走を決意する。厳しい監視の目がある中、ティムらが脱出の手段として挑んだのは、無謀とも言える木鍵の制作だった。看守の腰から下げられた鍵束を目視で観察し、精細に作りあげた“木製”の鍵を駆使して、10の“鉄製”のドアを突破し、自由への道を切り開く。

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　ハラハラドキドキなんてもんじゃない！

いつもはソファーに寝転がって鑑賞している私ですが、ソワソワして寝てられない‼とてつもない緊張感を与えられた映画でした。

　脱獄映画も多々鑑賞しておりますが、大体壁に穴を何年もかけて開けて脱獄を図るパターンが脱獄不可能な刑務所として有名な「アルカトラズ刑務所」脱獄劇（実際の事件） のような展開がほとんどですが、この脱獄劇は刑務所内の鍵の複製！という今までにみたことのない展開。また、幸いなことにこの刑務所の看守たちは白人権力を振りかざす事だけが大好きな連中ばかりなので頭のいい囚人からは簡単に騙されるおバカ集団だったって事ですね♪

　とはいえ、彼らはただ脱獄しただけではなくその後は目的通りANCの活動を行い数年後アパルトヘイト政権が崩壊します。彼らは自由と正義の名のもとに戦ったのです。

　まだまだ人種差別が消えない現代において、このような人種差別に対する映画を推奨し一人でも多くの人々に平等の大切さを教えていくべきだと痛感した。

　余談ですが、このお話の原作者で本作の主人公であるティム・ジェンキン氏は映画内で囚人として出演されております。

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