全力少年リッくん!! 

いつも全力!! 難病と闘う猫・リク(ラパーマ♂)の闘病日記

リクの最後

2015-11-03 21:53:41 | リク
パパです。
変わり果てたリクを見つけたのは私でした。
いつもと様子が違うのは帰宅して直ぐに感じた。
リクに手を伸ばし、触れた瞬間に何が起きているか分かった。
リクの名を叫び抱き上げると、肺に空気が残っていたのだろう、「ウゥ…」と小さく声が出た。身体はまだ少し温かかった。
リクを抱きながらスマホを手に取り、残業中のママにメールを送った。

リクが死んでる
電話して

震える手で何とかそれだけ送信して電話を待った。
直ぐに電話をかけてきたが、パニック状態のパパの様子でママも理解し、泣き崩れた。
ママの帰りを待つ間、
「ごめんよ、リク。ごめん」と、泣いて謝りながらリクの汚れた身体を拭いた。
独りで行かせてしまったことが申し訳なかった。
泣きながら帰宅したママも同じで、
「ごめん」や「何で?」と叫びながらリクにすがった。
少し落ち着いてからホームドクターの元へ行き、リクを綺麗に整えて貰った。
ダンボール製の棺を抱えて帰るとまた泣いた。

目を見開いたリクの顔は決して安らかではなかった。
リクは最後の最後まで病気の発作と戦ったのだ。
生きてママ達の帰りを待っていたかったのに、紙一重で敗れたのだろう。
最後まで頑張ったリクをとても誇りに思う。

「偉いぞ、リク!」
「お利口さんだ、リッくん!」
「リッくん、カッコイイ!」

リクがウチに来て以来、毎日こうして褒めて来た。
だから今日もリクに手を合わせ、声を掛ける。
「リッくん頑張ったね、ありがとう」

11月1日

2015-11-01 18:29:18 | リク
一年前の今日、11月1日にリクがウチに来た。
小雨の降る中、家に着くまで車の中でずっと鳴いていた。
でも、家の中に放した途端に部屋中を探検し始め、直ぐにごはんを欲しがった。
満足すると何の警戒心も無く甘えてくるので、一瞬にして心を掴まれた。

丸一年経った同じ日、リクを火葬して来た。
動物病院で整えて貰った棺を花で敷き詰め、大好きなおもちゃとお弁当を持たせた。
家族の顔を忘れないようにとの思いから、4人で撮った家族写真も棺の蓋の裏に貼った。

火葬場所は奇しくも産まれたブリーダー宅のすぐ先だったので、一年前のあの日に来た同じ道を戻って行った。楽しい日々を思い出す一方、悔しい思いも湧き出て来た。

火葬が終わり、出てきたリクの骨はどれもとても脆く、闘病が考えていたよりも過酷なものだとわかった。本当によく頑張ったんだね、リッくん。
小さい骨壷に収まったリクを抱いて、また「あの道」を通り家に帰った。大きな声で良く鳴いたリクの声を思い出しながら。

帰ってきた家は凄く広く思え、リクの存在感を改めて実感した。
ラムちゃん、リッくんが帰ってきたよ。


これからはこの家の主だよ。
よろしくね

突然の別れ

2015-10-31 00:06:44 | リク
昨日、10月30日 リクが亡くなりました。

いつも通りの朝。ごはんをモリモリ食べさせて、サークルケージに寝かせ家を出た。
「今日はリクの3日ぶりのウンチに挑戦だ」などと考えながら帰宅した。

少しいつもよりも乱れた毛布を退けるとリクはもう息絶えていました。
突然のことでパニックになり、泣きながら謝り続けました。
ひとりで苦しかったよね。心細かったよね。リッくんごめんね。

病院に連れて行き、お別れの支度をしてもらいました。
先生の話では、おそらく発作だったのだろうとの事。

いつもは撫でてあげると大きな声を出していたが、冷たく硬い感触になってしまい声も聞けない。でもまだ死んだなんて悪い夢を見ているよう。

これは一昨日の夜の様子。最後の写真になってしまった。

1歳3カ月と29日。
全力で遊び、食べ、鳴き、寝て、
そして短い一生を全力で生きました。
やっぱりリッくんは全力少年でした‼︎


目に見える変化、見えない変化

2015-10-17 11:56:05 | リク
だいぶご無沙汰しました(^^;;
リクの近況です。

リクは相変わらず食欲は旺盛だ。
しかしもう歩くことは出来なくなってしまった。
本人は動きたい気持ちがあるので、立とうとするのだが、辛うじて立つことが出来ても、ヨロヨロするだけで足を自分で前に出すことが出来ず、転がってしまう。

1週間程前から、日中の不在時はサークルケージに入れることにした。

9月の終わり頃、2度程お漏らしをしてしまった。
その頃はまだ転がりながらも歩くことが出来たので、トイレに行き着けずにお漏らししてしまったのかと思っていた。
だか、よくよく考えてみるともしかしたら発作による失禁だったのかもしれない。

ライソゾーム病が進行すると、癲癇(てんかん)発作が起きると言われていた。
不在時のことなので、実際のところはわからない。
ただ最近普通に寝ていても急にグリングリンと体を回して転がってしまったり、突っ張ってしまうことがあるので、それも発作のようなものなのか…

トイレの悩みは相変わらず続いている。
この間はおしっこが出なくなり、膀胱炎などではなかったが、病院で膀胱を押して出してもらった。
またつい先日も、ウンチが出ず病院に駆け込み、浣腸してもらい事なきを得た。
ホームドクターの話では、用を足そうとチカラを入れると膀胱やお尻に圧力が掛かって出るらしいが、筋力が弱っていることで、おしっこやウンチの出るタイミングと、リクが出そうとするタイミングが合わないのかもしれないと。

今後のことを考えて、ペット用オムツを購入した。
ここ数日はおしっこは、少しスムーズに出来ている。おしっこのタイミングは掴んだのか?

こうしたリクの変化は目に見えるのでまだマシだ。
目に見えない変化も当然ながら、日々起こっているに違いない。

猫は人間の5倍の速さで歳をとると言われているが、リクの場合は恐らく20倍位の速さだろう。
そう思うと尚更愛おしい。
以前から鳴いてぐずっている時に抱っこすると落ち着くリクだが、最近前にも増して甘えてくる。
人肌に触れていると安心するのか、寝かしつけようとベッドに降ろすと、イヤだ‼︎というように大きな声で鳴くので、添い寝したり撫でてあげると落ち着く。
しばらくの間、添い寝や腕枕が出来ない時期があり、もうさせてくれないのかと思っていたが、最近また復活している。

リクの実の兄猫が同じ病気と闘っていたが、先日2歳3ヶ月の生涯を閉じた。
その兄猫のことを知るまでは、正直リクは年内持つかどうかと思っていたが、兄猫のおかげで希望を持つことが出来た。本当に感謝している。
リクも兄猫のように、もう少し長く一緒に過ごしてもらいたい。


シャンプー

2015-09-21 09:14:08 | リク
昨日は天気が良かったので、リクをお風呂に入れた。
リクは体の自由が利かず、眼も見えないのでうまくセルフグルーミングできない。毛玉もあちこちにできてしまった。
またトイレの後、お尻の周りやシッポを汚してしまうことも少なくないが、自分で舐めることができない。

リクはもちろんお風呂嫌いだ。
しかし不衛生は病気の原因になりかねないので仕方がない。

前回は8月の終わりにお風呂に入れたのだが、その日は涼しくてリクの体を冷やしてしまった。今回はお風呂場も暖め準備万端。

最初はかなり抵抗していたが、諦めたのか、意外にお湯が気持ち良かったのか、おとなしくシャンプーさせてくれた。

ドライに時間がかかったが、丹念にブラッシングして、毛玉も取れた。
フワフワだ、実に美しい。元のイケメンリクに戻った。

これから寒くなるので冷えが心配だが、必要に応じてお風呂に入れてあげたい。

リク、お疲れさまでした。偉かったね。