ノ貫つれづれ日記

日常のいろいろを…。

ゾフィー・ショル 白バラの祈り

2006年03月11日 | 本&映画
マザー・テレサ、ヒトラーに続く、実際にいた人シリーズ(?)第3弾。

彼女はいつも窓から空を見上げる。そう、その朝もこの国が変わることを想いながら、彼女は窓から空を見上げた。しかし、彼女の運命の歯車は静に、そしてとても速く回り始めた。

主役の彼女、2月のドイツなのに半袖ブラウスを着ている。寒くないのか~?(ブラウスの上は赤いカーディガン、コート、マフラー)ドイツに住んでいた知人が「ドイツの冬は耳がちぎれるほど寒いよ~」と言っていたけど。


あれよあれよの5日間でした。本当に。
「神に祈るより、取調官が提案してきた調書にサインをして生き延びたほうが合理的じゃないか?生き延びて自由と平和を叫び続け、前線で起こっている真実を国民に伝えたほうがいいんじゃないの~?」と、見ている間、思っていました。自分の信念を貫き通したかったのはわかるけど…。
自分の信念を曲げない強さと、神に祈る弱さ。う~ん、何かにすがり付きたい気持ちはわかるけど、祈っているだけじゃも何も変わらないよ~
死刑の方法はガス室か絞首刑だと思っていたら「斬首刑」。マリー・アントワネットとてんてん眉毛のヘンリー8世が頭の中を駆け抜けました。プチギロチンの大きさが妙にリアリティがあって、煙草を吸ってから刑が実行されるまではとても恐かったです。現実的でまるで自分がその場にいるようでした。


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