remusuimin 徒然草

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ヤングremusuimin-その6

2013年01月26日 | ひとこま漫画
      

なんだかんだいいつつもその日の夕暮れ時には奈良井宿に到着しました。
中山道の木曽の宿場はこの頃国鉄のディスカバージャパンキャンペーンで観光地として脚光を浴び、多くのお客さんが殺到していました。ですから夏休みに宿をキープするのは大変、でも懇意にしている民宿が一軒あって家族でよくご厄介になっていたので一人の宿泊では受ける方では掻き入れ時に迷惑であったのでしょうが快く受け入れてくれました。
妻籠や馬籠宿などが地元の人が生活している気配を消して観光客を呼び込んでいるのに対して、奈良井宿は住人が生活しているところをそのまま見せながら観光地としているところが僕は好きなのでした。
宿の隣は昔の庄屋をやっていた旅館で、島崎藤村がその宿で「夜明け前」を書き、泉鏡花の「眉隠しの霊」のモデルにもなったという由緒のある宿です。いまは一階のひろい座敷を珈琲やお酒を飲ませる営業をしています。
ひと風呂浴びて夕飯をいただいてから下駄をカラコロ鳴らしながらお店の前に行くと、格子窓から赤っぽい明かりがチラチラと見えて呑めもしないお酒でも頂こうかという気持ちになり、フラリと店内に。


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