去る八月二十四日に京セラの名誉会長である稲盛和夫氏が亡くなられました。
世の中に大変疎い私にとって、稲盛和夫氏といえばJALをたったの二年で再建した凄腕の経営者という認識しかありませんでした。
京セラのスマホといえば、過酷な環境で働く方々のために非常に頑丈で壊れにくいプロ用スマホ。
質実剛健な良い商品を世に送り出している企業、という印象でした。
稲盛和夫氏の魂本体は、強運かつ強烈な魂。日本の守り刀のような魂を持った方と思っています。
非常に強い魂であり、シビアな経営判断もできます。よって無能と思ったり不要と思ったリーダーに対しては速攻切り捨ての可能性が高く、切り捨てられた方は恨みも残っただろうと思います。
私は稲盛和夫氏について深く学ぼうと思い、早速本を購入しました。
オススメと言われたのが、
アメーバ経営
という本です。
速読ができるので半分くらいまで読みました。
大変真っ当なことを言っています。
第一章からまず感動しました。(すぐに感動する)
稲盛和夫氏は
このように考えたそうです。
技術者としての夢を実現するために会社を起こしたのだけど、いざ会社を創業すると社員は自分の一生を託して入社してくる。
だから会社には私の夢以上に大切な目的がある。
その目的とは、従業員やその家族の生活を守り、その幸せを目指すことなのだ。
私が先頭に立って従業員の幸せを目指すことが、私の運命なのだ、と。
もうこの文章だけで及川は猛烈に感動してしまいました。
その実現のために重要なのは、
売上を最大にし経費を最小にする。
真っ当過ぎます。
また一人一人の社員が経営者と同じ感覚を持って、仕事にあたる。
自分の役割を強く自覚して、スピードと緊張感を持って仕事にあたる。
なるほど~と勉強をしております。
読みながらもいろいろと思うところがあります。
経費には絶対に必要で、削ることができない経費もあります。
例えば、原発の津波対策費用。
それを経費節減のために行わなかった事で大惨事に繋がりました。
また、優秀でないとチェックされた従業員はどうなってしまっただろうか。
そんなことを考えつつ読みすすめています。
複数の企業の経営改善のお手伝いをしているので、勉強になります。