
ロシア旅行4日目、モスクワ空港から北に3時間ほど走りセルギエフ・ポサードに到着。昼食後セルギエフ大修道院の観光に出かけます。レストランの目の前が修道院です。
古都セルギエフ・サポートはモスクワ北東に位置しています。この町で最も美しいとされるトロイツェ・セルギエフ大修道院は、14世紀、多くの人々の信望を集めた伝道師セルギー・ラドネシスキーにより創設された大修道院です。
1993年には世界遺産に認定。
セルギエフ大修道院は城壁に囲まれていて、手前は石畳みの大きな広場になっています。他の観光地でもそうでしたが、中で写真撮影する人は100ルーブル払います。厳密にチェックはされませんが、一種の寄付みたいな意味合いです。
レストラン側から見る修道院の白い城壁。
修道院横では観光客向けに露店が出ています。手前の女性はイースターエッグに絵付けしています。
ガイドのタチアナさんの後について修道院に入ります。城壁の門をくぐります。1550年代に作られた城壁にある入場門は、独特の色彩で飾られている。
門の内側の壁には綺麗な宗教画が多く描かれています。そして専門のガイドさんと待ち合わせて見学に進みます。
門をくぐり修道院の中に入ったところ。中は広く14から17世紀の建物群があります。
15世紀以降、大修道院は歴代皇帝の崇敬を受け発展しました。今日に至るまで、ロシア正教会の重要な聖地の一つであり続けています。全長、1.4kmの防壁に囲まれた修道院の敷地には、もっとも古いトロイツキー聖堂をはじめ、ウスペンスキー聖堂や、17世紀にバロック様式で建てられた食堂付属セルギエフ聖堂などが残っています。
大修道院の中央に位置するウスペンスキー聖堂。 たまねぎ型をした4つの青いドームの中央に、金色の大きなドームを戴く、まるでおとぎの国のお城のような美しい聖堂でイヴァン4世(雷帝)の命令により建てられ、1585年に完成しました。内部にはイコンがたくさん飾られています。
18世紀に建てられた 5階建ての鐘楼。大修道院内の多くの建築物の中でもひときわ高く、目立っている。高さは88メートルで建設当時ロシア一の高層建築であったという。
右はウスペンスキー聖堂。 カラフルな装飾とデザインで美しい建物です。
右は鐘楼。
右の建物はトロイツキー聖堂(三位一体聖堂)で15世紀に建築されました。聖セルギウスの墓所の上に建てられ、聖セルギウス棺が聖堂内に安置されています。トロイツキー聖堂にあったアンドレイ・ルブリョフのイコン「三位一体」は現在はモスクワのトレチャコフ美術館に運ばれている。
聖セルギイの食堂(トラーベズナヤ)と呼ばれる大きな建物内部。中央に柱などの支えが無い構造で、ロシア最大規模の510平方メートルの室内空間を確保した建物。
壁も天井も美しい装飾です。
ガイドのタチアナさんに連れられて、修道院内の各建物の説明を聞きながら見学し、15時45分頃セルギエフ大修道院の観光を終えてツアーバスに戻りました。
このあとは、ツアーバスで近くに移動しマトリョーシカの絵付け体験に向かいます。
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