古いものばかり漁るのも疲れたので(笑)、今回は特価の新作を2点購入しました。そのうちの一つがこれ。
月の彼方で逢いましょう SweetSummerRainbow (20/5/29 tone work's)
ご存知、つきかなのスピンオフです。(らしんばん¥1,650税込 20/6/17)
本編と同じく学園編とアフター編の二部構成ですが、本編未プレイでも問題がないようにダイジェスト版がついたやさしい仕様になっています。
ただ可能であれば本編はプレイしたほうがいいと思います。なにしろ昨年度のエロゲNO.1なんですから。といっても私の中だけですが、シナリオ、ボリューム、CG、キャラ、テンポ、サウンド、システムいずれをとっても最高クラスです。今回の雨音(レイン)ルートもそうですが、灯華ルートがそれ以上に凄い。特にラストの月と光の演出は鳥肌もの。エンディングムービーに至っては、そのワンカットのみのためにわざわざ立ち絵が描かれているくらいです。
それと今回も登場するアフター編での大人の魅力をみせる三人の美女が本編では攻略できるのですが、いずれもなかなかのもの。尺こそ短いですが、色とりどりの大輪を愛でるだけでもゆうに通常の1本分の値打ちはあるでしょう。いずれも熱いものが込み上げてくるようなシナリオで甲乙つけがたい出来栄えです。(おススメは大穴の月ヶ洞 きらり、妖艶でエロい天才作家だけでなく、古風な大和撫子の影をみることになる、かもしれませんよ)
だからこそ中古価格は高額です。私が1年前に購入したよりもさらに高くなっているようで、よほどのことが無い限り、これから先も大きな値下がりは見込めないと思います。
アフターレイン、まずはスクール編です。ここでは主人公の黒野奏汰とヒロイン佐倉雨音が恋人になってからのお話で、3年生に上がったクラス替えからのスタートになります。
2人に加えてお馴染みの環円(たまき・まどか)と田島賢斗がそろって同じクラス。嬉しい反面、そろそろ将来への目標を具体的に決めなければならない、そんな時期でもあります。
そんな折に知ったのが、夏休みのサマースクールでした。期間は1か月、場所はサンフランシスコ。しかも当地での講師が世界的な小説家であると同時に映画監督でもあるスーパーウーマンのベロニカ・ランド。即座に決めたのが円。
奏汰は、考えます。かなりの金額でしたが、アルバイトのシフトを増やせばなんとかなりそうです。なによりもサンフランシスコは雨音の故郷だったのです。
そして・・・
アフター編でも同様にお馴染みの妖艶な美女三人が登場します。さらに進化したベーグル大佐が、子供のつきこを含めた3人家族に色々と絡み合いながら物語が進んでいきます。
サブタイトルの「月虹の先にある、幸せの物語」の通り、イチャラブに加えて数々の幸せイベントのてんこ盛りです。
大切な家族が、いつも傍にいてくれて、
大切な友人たちが、いつも見守ってくれていて、
だから、前だけ向いて歩いていける。
そして新たな生命が・・・
前作もそうでしたが、今回もエンディングムービーで小粋な仕掛けが用意されています。
思わずニッコリ。幸せ気分を満喫して終焉を迎えることができる、とても素敵なステキなお話です。