9月30日のライマー烏丸 利用者さんからの投稿です。

こんにちは利用者のNです。

今回はまた9月29日まで京都文化博物館で開催されていた
百花繚乱 ニッポン×ビジュツ展の事で乗せ切れなかった写真を掲載したいと思います。

今回の作品は写真撮影OKでまたお気に入りの作品を書きたいと思います。



葛飾北斎「かつしかほくさい」の富嶽三十六景神奈川沖浪裏
「ふがくさんじゅうろっけいかながわおきなみうら」

まずは超有名な富嶽三十六景です。
額縁は小さかったですが迫力がある波と遠くに写る富士山が印象的でした。



歌川国芳「うたがわくによし」のみかけハこハゐが とんだいゝ人だ
「みかけはこわいがとんだいいひとだ」

この作品もどこかで拝見したことあるなと思いじっくり鑑賞しました。
作品の名前も初めて知り昔の字体なので読めずに苦戦しましたが
名前とは逆の印象を受けて「えっ？」と思い恐る恐る鑑賞したところ
みかけは良いのですが人体図で構成された顔が物凄くグロテスクで怖かったです。

実際の評価はユニークで滑稽なイメージだそうです。



刀で銘「長曽祢興里入道乕徹」「ながそねおきさとにゅうどうこてつ」

最初見たときにあの名刀中の名刀だと思い説明文を読みました。
四ツ胴裁断とあり虎鉄の中でも最も切れた名を残す物とあり
さらに調べた所四つの胴をも切ったとされる物でした。



太刀で銘「備前長船住近景」「びぜんおさふねじゅうかげちか」

前述の虎鉄は刀で備前長船は太刀でした。
太刀の歴史は刀よりも古くこれは鎌倉時代後期の作品で
刀身が刀と比べて少し湾曲しているのがわかります。

長さや大きさも湾曲しているからか虎鉄よりも迫力があり圧巻でした。
備前長船も虎鉄も飾られている所にコンパクトな顕微鏡か拡大鏡か
どちらか判らなかったですがそれで拡大して刀身の細かい所を
鑑賞できたのも良かったです。

良い体験が出来て知識も深まり良い芸術の秋を堪能しました。



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