介護施設にお世話になって久しい高齢の義母が先日風邪で入院した。
入院はもはや恒例で今年何回目か忘れた。だんだん食べられなくなっていて不調になり入院すると点滴で元気になりまた施設に戻るというようなことを繰り返している。
今度もそれかと思っていたが、義兄が医者に「葬儀社の手配しておいて」と言われたそうだ。これまでの入院では言われなかったことで、あーちょっと覚悟しなければな。と思う。お別れになるかもと見舞いに行ったが眠りつづけたまに薄目を開ける程度でこちらのことをわかって・・・は、居ないんだろうな。
実は3年前の今頃も、「覚悟して」と、言われその時は持ち直した訳でそれからずっと、うつらうつらとした状態が続いていて、最後に話をしたのがいつだったか記憶にない。点滴と酸素チューブをつながれ、入れ歯を外し一段と頬がこけて見え、口を開けて眠り続けるのは何やら哀れ。本当に生きているだけ。という感じで、手を尽すことがある限り生かされ続けなければならないというのは残酷なこととだと思う。
それでも他人にはわからぬ本人の意識の中では生きている限り「死にたくない!」という強い思いがいつまでもあるのだろうか。
「あ~もう十分だ」と思いすっと逝く。のが自分の理想だが、そうはできないんだろうな。。。