かつて堺で千利休の幻の茶器をめぐって大勝負に挑んだ古物商の則夫(中井貴一)と陶芸家の佐輔(佐々木蔵之介)は、思いがけず京都で再会する。彼らは、そこで出会った着物美人の志野(広末涼子)の思いにほだされ、武将茶人・古田織部の幻の茶器にまつわる人助けをすることになる。そして有名古美術店や大御所鑑定家、陶芸王子、テレビ番組を巻き込んでいく。
前作以上に豪華な俳優たちをキャスティングした古物商版「スティング」は、どちらかというと「コンフィデンスマンJP」に寄りすぎたきらいがありましたかね。古物商と陶芸家何贋作を超える本物を作る執念を前作以上に出したかったのはわかりましたが,全体的にはテレビ鑑定団を出したり、贋作組織を見せたり、手を広げすぎて、前作のピリッと辛い面白さがなくなってしまいましたかね。新作がどんな出来か、確かめてきましょう。
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