鑑識眼はあるが、なかなかお宝に出会えない古物商の則夫(中井貴一)は、娘のいまり(森川葵)を車に乗せて千利休の出生地である大阪府堺市にやってくる。彼はある蔵つきの屋敷へと導かれ、その家の主人らしい佐輔(佐々木蔵之介)と出会う。佐輔は則夫に蔵を見せることにし……。
2018年の1月に見た時は、お正月らしく、軽妙洒脱なうだつの上がらない古物商と陶芸家を中心に、“幻の利休の茶器”をめぐるだまし合いをニヤニヤしながら見たのを思い出しました。中井貴一のやや真面目すぎて不器用な古物商と過去に何か因縁があり贋作に手を染めた陶芸家の前半の騙し合いが非常に面白く、後半タッグを組んで因縁の相手を騙す日本版「スティング」やっぱり面白かったな。
☆☆☆3/4