都市博メモリアルタワー爆破を依頼された桜井(安藤政信)を追い、鷹野(藤原竜也)はそれを阻止しに現れる。そこに香港からの刺客チーヨウ(松本実)もやってきて鷹野たちを消そうとする。逃げる鷹野たちを追い詰めるチーヨウ、銃撃が止んだところで姿を探すと、鷹野の背後に彼はいた。桜井は咄嗟に鷹野をかばい腹を撃たれてしまう。怪我を負った桜井を連れながら逃げる鷹野、危機一髪のところで田岡(竹内涼真)がやってきて助けに入る。一方、風間(佐藤浩市)は桐野(柿澤勇人)の所へ向かい、彼の理想について話を聞く。まるで自分が新時代のリーダーのような彼の言動に、風間は失望し桐野もAN通信など必要ないといって追い返す。桐野がデータを確認してみるが、そこに見当たらずなくなっていた。風間が遠隔操作でデータを吸い上げ消去してしまったのだ。永島(吉田鋼太郎)と桐野は中尊寺(石橋蓮司)を追放する手段を失ってしまった。チーヨウとの戦いに3人がかりで勝った鷹野たちは、負傷した桜井を行かせ爆弾の解除に挑む。桜井の最高傑作という爆弾を、鷹野と田岡は無事解除することができるのか?そして権力を最後に握るのは誰なのか?
ハードボイルドでロマンチックだなぁ。結局永島のむいた牙は折られ、野望は海の底に。中尊寺の力は衰えず、アメリカは相変わらず利権に絡み、何も変わらなく見えますが…桜井は自由を欲していたのに、最後は生まれた場所の再開発で撤去のコインロッカーの場所に帰って死ぬことに。タバコを咥えながら力尽きる桜井が死ぬシーンはめちゃくちゃカッコいいわ。カッコ良すぎるのはチーヨウ。素晴らしい銃撃アクションに不死身な戦いぶりからの笑いながらのタワーからの転落。素晴らしかったな。爆弾の解除シーンに緊張感があまりなかったのは演出が悪い。ラストシーンは、映画に続くブルガリアは、ソフィアに山下を救出へ。全体的には日本ではなかなか出来ない産業スパイの良作でした。
☆☆☆3/4