2022年NHK大河ドラマは、通算61作目、三谷幸喜脚本X小栗旬X小池栄子主演「鎌倉殿の13人」第42話「夢のゆくえ」見ました。
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『吾妻鏡』建暦3年(1213)5月22日条によると、和田合戦に伴って京でさまざまなウワサが飛び交い、後鳥羽上皇が京の警固のため在京御家人を留まらせたということを、京から帰参した使者が報告しています。和田方の残党が京に侵入して騒動を起こす可能性もあり、京は騒然としていました。前日の5月21日には関東で「山崩れ地裂く」ほどの大きな地震もあり、その対応に追われる中でのさらなる凶報に、責任を負う立場にある源実朝はさぞや肝を冷やしたことでしょう。
実朝の夢枕に立ち、共に力を合わせ日本を収めようという後鳥羽上皇。北条に惑わされるなと釘を刺す場面から始まる今回。最終回に向けて、朝廷側に擦り寄る実朝、頼朝の意志、兄の意思を継いで、北条が鎌倉を守ると情を振り切った義時の構図が鮮明に映し出されました。実朝の夢を実現しようとした唐船建造を頓挫させた義時の闇堕ち具合にゾワゾワしました。
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