路上は一番身近な美術館。

好奇心のフィルターを開放すると、あれもこれもが刺激的な美術館になる。
いつもの道が、ほらこんなに?...

常設展 夕暮れと美術 vol.001

2020-05-05 23:35:00 | 路上美術館
空は美しい。
明るかったり暗かったり、青かったりグレーだったり表情は様々。

そんな空の中でも自分が好きな時間帯のひとつ。夕暮れ時を集めてみた。

青い空に向かってそびえ立つ白い鉄塔、こんな巨大な物まで朱に染める夕陽の力強さ。


夕陽に染まる雲と銭湯の煙突。
湯上がりに最高の景色を眺め、心も蕩ける。


銭湯の屋根と鉄塔越しに眩く輝く夕陽。
浴室の床に桶があたる音が聞こえ、風情も増す。


夕焼け空に向かうひこうき雲。
都電を待ちながら心惹かれ、乗り遅れそうになる。


青かった空が朱にまみれてグラデーションに染まる空。
なんともいえない色に足が止まり、目を奪われる。


どれもなんて事のない日常。
でもその儚い美しさは自分の心を撃ち抜く。

路上はいいぞ。

常設展 駅ナカと美術 vol.001

2020-04-22 13:18:00 | 路上美術館
特別どこか遠くに出かけなくても、通勤途中や用事を済ませたりする際に立ち寄った駅にもそれはある。
そして出会う度に足を止めて魅入ってしまう。

JR秋葉原駅で出会った壁タイル。
山手線、京浜東北線、総武線を模しているのだろうか
黄緑色、水色、黄色の3色がグレーのタイルによく映える。


銀座線上野駅で出会ったホームドア。
電車が来る度に出会えるパンダ達。
到着が待ち遠しくなる。



南武線稲城長沼駅で出会った掲示。
駅員さんの手書きと思える、日本各地の名物とコラボした駅オリジナルのキャラクターが可愛い。
全都道府県コンプリートされる日が楽しみだ。


東京メトロ飯田橋駅で出会った工事用具。
口を大きく開けてウインク?
それとも片目が飛び出すくらい驚いているのだろうか?


こちらも同じく飯田橋駅に並んでいた。
大きく開いた口は変わらないが、両目が飛び出ている。
左頬の跡がめり込んでしまうくらいの平手打ちでもされた衝撃のせいだろうか?
痛そうだ。


稲城長沼駅のホームからの風景。
丸い窓の向こうに鉄塔が映え、もはや額縁のような一体感と美しさ。
電車が到着するまでずっと眺めていられた。


普段何気なく使っている駅の中でも、これだけの作品との出会いがある。
作品と出会った数だけ妄想が膨らみ楽しさが増える。

路上はいいぞ。

時期限定展 桜と美術vol.001

2020-04-06 23:54:00 | 路上美術館
世間がコロナウイルスで騒がしい。
あいにく自分の仕事はリモートワークができず、通勤しなくてはならない。
たまに電車に乗りたくない時だってある。そんな時は散歩してしまうに限る。

通りがったお寺さんが桜をライトアップしていた。
満開を過ぎて葉が目立つようになってきた桜、夜空の黒によく映える。





「電車を避けたい」ネガティブな気持ちはすっかり無くなった。

常設展 生命と美術 vol.001

2020-04-05 12:52:00 | 路上美術館
路上は生命力に溢れている。

土が見えていなくたって、芽吹く生命がある。


アスファルトやコンクリートに負けずどっしりと根付き存在感を示す。





石壁の間、ほんの僅かな所からだって生命は声をあげる。


太い枝の途中からだって新しい枝を伸ばして花を咲かせる。


地上からも空中からも「こんな所に?」なんて場所からだって「生きる強さ」をささやかに主張する姿で自分を魅了する。

いつだって路上は生命力に溢れる極上の美術館だ。

最後までお読みいただきありがとうございました🙇‍♂️







常設展 街と美術vol.001 高円寺

2020-03-22 21:07:00 | 路上美術館
高円寺はいいぞ。
商店街が賑やかで、そしてカラフルだ。

営業後の電気屋さんのシャッターもいい。
シェードの傾き加減とピンと張ったコードが特に好みだ。


美容院も充実している。
「コティー」の文字だけでも


2つ楽しませてくれるサービスの良さがたまらない。


力強さを感じたり


沸き立つものを感じたりする。


日中も良いがシャッターの下りた夜もいい。
何度来ても、いつ来ても好奇心を注いでくれ、メモリーとバッテリーを消費させる街。

高円寺はいいぞ。