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記事掲載でお世話になった遠山編集長が掲載の前日に郷田王将に勝利をされたこともうれしかったです。郷田王将も好きな棋士ですが、今回は遠山五段に大いに肩入れをしてしまいました。こうした普及の仕事をされながら、研究・対局に臨むのも大変なことと推察されますが、タイトルホルダーに見事な勝利。遠山先生のブログからは最近の充実が窺えます。
また、昔から好きな渡辺棋王の竜王戦挑戦のニュースと私が住む武蔵野市出身の伊藤沙恵女流初段の女流王座戦挑戦の記事の間に、千里の棋譜の記事が入っていたのが個人的にはうれしかったですね(笑)
中盤以降の制作は、シナリオはまとめに入っているので、なるべく早くお見せできるように頑張っていきたいと思います。
なお、タイトル名が多くて、将棋ファンでない方には分かり難いかもしれませんので、多少解説を入れると、タイトルは名人以外に竜王、王将、棋聖など7大タイトルと呼ばれるものがあります。それを一年に一回タイトル戦が行われて、保持者と挑戦者によって5番や7番の番勝負によって争われます。それぞれにスポンサー企業がついていて、昔から大手新聞社が中心に将棋文化の発展普及のためにスポンサーとなり、同時にプロの棋譜が新聞紙面に載るという関係となります。
千里の棋譜では翔田名人以外にタイトルホルダーは出ていませんが、これはタイトル名がスポンサーである各社の商標に近いものなので出していない事情です。ライバルの森方九段が無冠なのはそういうことですね。また、名人は江戸時代から続く一般名称なので、千里の棋譜に限らず、将棋をテーマにするどの小説や漫画でもよく出てくると思います。創作では架空のタイトルを作ることも多いですが、嘘っぽくなるデメリットもあるので、今回はライバルは九段としました。他にも色々と事情があってリアルとは異なる部分はありますが、その辺はおそらく将棋通の皆さんには既に汲んでもらっていそうですね。
『千里の棋譜』公式サイト
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