北イタリア美術巡り 絵画編 5

2016-11-11 21:19:33 | 美術館
先に紹介したベッリーニの弟子にジョルジョーネがいました
早世の画家で その生涯はあまり知られていませんが
テンペスタ という名画が アカデミア美術館にあります

そのジョルジョーネの弟子にティツィアーノがいました
ミケランジェロやダビンチが ライバル視したほどの画家です
現在用いられている油彩画の画法をすべてやりつくした画家です
とても 人気があり フラーリ教会に被昇天のマリアを描き
当時その絵を見るための行列ができたほどだそうです
しかし 彼はローマ法王に見いだされ ヴェネチアを離れます
ヴェネチアでは 彼以降 ティントレットなどの画家が活躍します

今回私が見てきたティツィアーノの絵をいくつか紹介します

パドバには初期のころのフレスコ画がありました
色が鮮やかで 美しい絵でした



アカデミア美術館のマリアの神殿奉献はあまりにも有名です
小さいマリア様が 実に凛としていてかわいらしいです



最晩年のピエタ・・・・
これは画家の心の奥底の闇を描かれているようで
重く暗い構成ですが 画家の真骨頂であると思います
今回は出会えませんでしたが 彼は受難のイエスを多く取り上げています
画家の いや 見る者の心の闇を描いていると感じます
宗教心なんだろうか・・・・内省何だろうか・・・・
人気画家は 様々な美しいビーナスを注文により描いていますが
本当に表現したいものは 心の闇ではなかったかと
私は感じているのです




この項の最後に あまりにも有名な 被昇天のマリアと聖母子像をご紹介します





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