おじいちゃんのこと

2009-10-25 11:57:28 | 日々思うこと
はじめ主治医の先生に もう食事は無理・・のようなことを言われていた
しかし!! おじいちゃんは復活した!
先週ゼリーを飲み込むたびに げほげほしていたのに
今週はゆっくりではあるけれど 誤嚥せずに食べられるようになった
一個がやっとだったゼリーも一個半食べられるようになった
このゼリーというの大豆ベースの栄養のあるものだ
水分補給のための点滴はまだしているものの 
やはり口から食べ物が入るのは一番 体の栄養になると思うし
なにより 人として幸せなことだと思う

入院を希望していた病院から ベッドが空けば入院できますとの知らせももらった

主治医の先生は 若い女医さんだ
もうこれ以上はよくはならないというようなことをおっしゃっていたが
今のおじいちゃんの様子を見てとても喜んでくれた
数週間前 私はおじいちゃんの行き先が不鮮明で
このまま寝たきりになってしまうのかと不安になっていた時に
先生は厳しい現実を突きつけながらも 私の心を支えてくださった
機械的な治療だけでなく 気持ちの在り様をわかってくださる先生に出会えて
おじいちゃんも私たち家族も 本当に幸せだったと思える

看護婦さんに聞いたことがあった
「チューブで栄養を多く取ったほうがいいのはわかるけれど
あれって 満腹感とかあるんでしょうか」と・・・
「当然 栄養的にはいいかもしれないけれど
口で食べたいと思い もういいとおもう方が 脳が活性化すると思いますよ」
との答えが返ってきた

うんうん そうだよね
おじいちゃんは 確かにずいぶんとやせてしまったけれど
食べる時は やはり うれしそうだしおいしそうだもの

今のおじいちゃんを見て 私は
自分の残された機能を使い果たして旅立てることは
命を大事にしていることだし
人として幸せなことなのだと思うことができた

おじいちゃんはすごい


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2 コメント

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本当に! (hima)
2009-10-25 22:41:15
凄い、すごーーい!

私の母は床ずれがまだ治らないらしく、食事とかがすむと部屋で寝かされている。

個室だから、一人で、ボーーっと寝ているわけで、ボケに拍車がかかりそう。

ラジオでも持参してかけてもらおうかと思ったりもするんだけれど、

言葉の会話がほとんど出来ない状況で、無駄だろうか?

スタッフにも余計な負担をかけてしまうかしら?とかと、

思案中、迷い中であります・・・
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むずかしいねぇ (yumi)
2009-10-26 14:41:45
お年よりのソフトランディングをどこで迎えるか…
難しい問題です
昔は家意外になかった
今は 病院や施設があります
今回の主治医は 医療行為がない以上
施設が引き受けるべきだと主張なさいました
でも実際は 施設にこれ以上迷惑をかけたくないという家族の思いもあります
連れ合いも この理由から病院を探すことを選択しました
特別養護施設が不足している現状では
療養型病院がその役割を担ってますね
療養型病院に父親を預けている友人が あれこれ待遇を要求したら
おうちに連れていかれては?みたいに言われたそうです
痛いとこを突いてきますよね(^_^;)
医療が発達し寿命が長くなり
その長さに正面から向き合うのは大変です
大家族でなくなってるのですからねぇ
なんか まとまりなくてすみません(^_^;)
ほんと いろいろな思いを抱えて おじいちゃんに向き合いつつ
自分の時間もせっせと作ってる私で~す
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