フランスのデモの怖さ

フランスのデモを肯定的に伝えるものが目や耳に飛び込んでくる
いつもおすましのフランス人が　表現の自由を高らかに歌い上げている

フランスの抗議デモの中にあるのは正義かな
そうだとしたら　それは白欧主義の数や経済力のための正義かな
表現の自由を守るための正義かな
そうだとしたら　その表現の自由を守るべき正義って誰の正義なんだろう

そもそも　正義ってひとつなの？


風刺画って　面白いよね
弱いものが強いもの対して　ユーモアで揶揄するって言うイメージがある
そうだとしたら　今回の襲撃事件の原因となった風刺画は　どうだったのかな

あとは不正に対してユーモアを含めて表現すると言うイメージもある
だとしたら今回のその風刺画は
フランス人いや　その絵を描いた人が思う正義とイスラムの正義が違うから
片方は　不正だったのかな

わかんないな
そもそも　その風刺画をちゃんと見てないし　人の評しか読んでないし

わかんないな
そもそも　フランス文化をよくわからないし
あのちょっと人を見下すような感じが怖くもある私にとって
今回のフランスのデモは　すごい権力側の意思表示に感じてしまうんだよな

わかんないな
最新号の表紙の作者が　泣きながら会見してたけど
そこまでしてユーモアしながら何を揶揄したいのだろう

わかんないな


なにか　もっと根っこのところで　なにかがうごめいている
私には図るすべもない

ただ　直感的に　世界戦争の引き金にならないことを願う


単純に怖い
私の家族が　知っている人が　痛みと苦しみのなかで
過ごすのを　あるいは死んでいくのは嫌だから

平和なんて　嘘っぱちなんだけどね
でも　私はわがままにも　あえて言う
私の身近な人たちを戦火に巻き込まないで