命の重さ

2009-11-06 12:29:07 | 虹カラム
心臓移植手術をするために街頭募金をしているお子さんの命と
私の周りの人々の命と あるいはペットたちの命と
私は同じような大切さをもって感じることはできない

貧困指数とかいうものが最近 発表されたが
あれによって その国の国民の生活レベルの格差がわかるという
指数が大きければ それだけ格差社会が広がっていることを示しているらしい
それにそれば 日本は世界で四番目の格差の大きい社会なのだそうだ

ついこの間までは 一億総国民中流社会といわれた
皆一緒であることが安心感を生んで 平等であることがよいこととされた
そんな感覚に安住している間 誰かは舌を出して
さっさと 「上流社会」を作ってきたのである
やっと そのことが私たちにわかってきた
そして なんと格差のある社会かをつきつけられて 唖然としているのだ
唖然とするだけならいいが 生活向きはお先真っ暗のものになっている
医療費は? 私たちの老後は? 誰が保障してくれるんだろう
皆平等で 社会が守ってくれると思い込んできた私たち
気がつけば たくわえのある人のみが豊かな老後が約束されているのだ


御気楽にまやかしの平和に神経を麻痺させて
「皆平等」なんて言葉を盲信して
私たちの社会は 今立ちすくんでいる気がする

命の重さは皆一緒
たしかにそう謳うことは美しく心地よい
なんか いいことをしたような気持ちになる
たしかに悪いことであるわけないけれど
きっと 私たちはもっと利己的であると思う
そういったことを 心の中に内蔵していることを
意思的に感じていない限り
どんな善意も薄っぺらな自己満足に終わってしまう気がしてならない



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2 コメント

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なにやら・・・ (hima)
2009-11-12 00:26:05
重たいテーマですねえ、と思いつつ、
ちょっと、どこか、ひっかかる。。。

平等と、同等は、違いますよね?

同等に扱うというなら、働き者で、有能で、真面目な社員と、グータラで、怠け者の社員を、全く同じ待遇で扱うことになる。

平等に扱うなら、働き者には、それなりの、怠け者にもそれなりの待遇で扱うということにあんるかと・・・

命の重さで考えるなら、命というものは、超個人的な問題だと思うので、

その人を愛する人次第で、重さは違ってしまって当然と思う。

申し訳ないとは思うけど、、、
私は超利己主義者でございます~~
自分の幸せを捨ててまで犠牲して頑張る度量はございませんですわ。。。

それでも、周囲に迷惑かけないなら、勘弁して』いただきたいというのが、本音だなあ・・・
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そうねぇ (yumi)
2009-11-13 00:31:13
平等と同等か…
おっしゃるとおりね
この二つをごっちゃにしてるから
なんか ややこしくなる…というか
こういうことは 自分で整理して
納得しなくてはいけないね
安易に右向け右ではいけないよね
ちゃんと右を向いていいか考えてから
右をむかないとね
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