助っ人って難しい

　以前ジャイアンツが河原で外国人選手を拾ったという話がありました。
　彼は結局育成で契約されるも、数ヶ月と経たないうちに解雇。つまんないのと思ってたら、昨日また凄い外国人選手の話題が届きました。

■　ホントかよ！？新助っ人・カラスコの前年成績は「本人談」…中日（報知・2010年12月21日）
（ちなみにドラゴンズ公式。なんか怖い……）

　カラスコという名前だけで半笑いになりましたが、さらに酷いのが「本人談」。
　具体的にどういうものかと思って記事を見てみると、

「今季ドミニカの国内プロ野球でプレー。一、三塁を守り、３０試合で打率４割、１０本塁打、３４打点」

とのこと。ただ、さらに詳細な話は分かっていないようです。
　私自身も"Felix Carrasco"で検索をかけてみたのですが、最初に見つかったのはメキシコ系指揮者のサイト。
　その後探し出したウェブページでマイナー時代の成績は見つかったですが、それだと2006年から2009年までルーキーリーグとシングルAでプレーしたのみで、それ以上目立った記録はありません。
　確かにMLBや3Aでの実績がすべてではありませんが、それにしても一瞬戸惑う人選です。
　ただ、森ヘッドコーチが見つけ出したとのことなので、きっとどこか光るものがあったのでしょう。ドラゴンズだって、きっと潜在能力を高く評価して、期待しているはずで

「楽天の（非公認マスコット）Ｍｒ．カラスコぐらい活躍してくれれば」


ダメじゃんorz


　あくまでも野球選手なんですから、4年後に映画公開とか意味ないし……

　とまぁ、またエラい選手が来たもんだと思ってたら、今日は今日でカープです。


■　“寛大な処置”年齢詐称男、来春来日へ（スポニチ・2010年12月22日）

　見出しだけでも酷過ぎるorz
　ただ記事を読んでみると、当初年齢のサバを読んだばかりか弟の名前を騙っていたというんですから驚きです。カープアカデミーとの契約の際に調査で発覚したそうですが、それまでバレなかったというのが凄い。
　しかも、年齢のサバ読みは彼に始まった話ではなく、昨年来日したファン・ハビエルも本当は22歳のところを16歳と申告していたそうです。なんともはや……
　しかし、こういう話を聞くと、海外選手のスカウティングって本当に難しいんだろうなと思います。
　素性の分からない選手や代理人の売り込みに対処しつつ、アテにならないかも知れない過去の実績をそれでも調べつつ、戦力になる選手や、潜在能力のありそうな選手を探し出さないといけないわけですから。
　それでいざ契約となってみたら、やれサバを読んでただの、骨折を隠してただの、信じられないような問題が出てくるわけで、本当にお疲れ様ですとしか言いようがありません。
　もっとも、ファイターズだって同じ中南米系では昨年のヒメネスがモノになりませんでしたし、中南米系以外ではかつてホンモノの給料泥棒に出くわしたこともあるんで、偉そうなことは言えませんが。