【対ホークス1回戦(3/26)】開幕SHINJO泣き笑い劇場

　待ちに待ったパ・リーグ開幕。ファイターズの初戦は福岡Yahoo!JAPANドームでの対ホークス戦でしたが、惜しくも3-1の逆転負けでした。詳しい結果はニッカン式スコアでご覧ください。
　この日は文字通りSHINJOに始まりSHINJOに終わるという試合でした。試合前には上戸彩さんが招待してくれたはずのチームの名前をまともに言えない巨人ファンのタレントを従え始球式に登板。するとSHINJO選手は打席に何も持たずに向かいます。
　球場がざわめく中、彼がズボンのポケットからおもむろに取り出したのはなんとオロナミンCのボトル。とたんに爆笑が起こります。そしてボトルをバット代わりに見事な空振りを披露すると、球場からは大歓声が上がります（画像はスポニチの記事でどうぞ）。
　と、ここまでは「元気ハツラツ？」「オフコース！」だったSHINJO選手でしたが（意味不明）、この後の打席では初球をショートフライ、それ以降もセカンドフライ、センターフライとふるいません。
　打席に立つ表情をみてもあまり体調がよさそうだには見えなかったのですが、今日のデイリー紙面によれば前の晩にこの演出を思いつくまで悩みに悩んだのだとか。それで寝られんかったんかい！（＾＾；）
　それでも第4打席ではセンター前にヒットを放つと、次は2点リードされた9回表2死満塁で打順が回ります。ホークスの投手は去年の9月20日、札幌ドームで幻のサヨナラ満塁ホームランを打った相手の三瀬投手。まさにプリンスのためにあるような絶好の場面です。
　しかし、SHINJO選手は三瀬投手の変化球で空振りの三振を奪われ、伝説の再現はならず。この日のSHINJO劇場は喜劇で始まり、最後は悲しいエンディングになってしまいました。

　さて、この試合の敗因を普通に考えれば、「3度の満塁のチャンスを潰した拙攻と柴原選手の一発に泣いた」ということになるでしょう。
　しかし、私の考えはそうではありません。私が思うに、この試合の最大の敗因はSHINJO選手が始球式の球を打ちに行かなかったことにあります。
　ただ、いくらプリンスとはいえオロナミンCでボールを打つなんてことなどできるはずがありません。それに、確かに普通にバットで打てば勝てたとはいえ、それでスタンドがあれだけ盛り上がったとも思えません。
　というわけで、SHINJO選手には敗戦の責任の一端があるとは思いますが、


オモロかったから許す


という関西人にとって最高の賛辞の一つを送りたいと思います。
　もっとも、福岡出身の彼がどう思うかは分かりませんけどね（＾＾；）