鎌ケ谷外壁に出身選手バナー掲揚

■　鎌ケ谷スタジアム外壁に、選手がデザインされたバナーを掲出、球場のイメージを一新！（公式・2014年4月16日）


　江尻は？


　中継ぎとして決して無視できない選手だと思うんですけどね。もっとも、今となっては他球団の選手なんで、許諾の問題もあるのかも知れませんが。
　そんな他球団に移った選手も含め、出身選手を示す掲示は、マイナーリーグでは結構あるという話です。育成が主目的の球団である以上、大舞台に羽ばたいて成功した選手の存在を誇示するのは理解できることでしょう。
　同じ要領で、鎌ケ谷も育成の場なのですから、札幌を含め、各地でスターダムにのし上がった選手がここで育っていった、そんな事実を掲げるのはいいアイディアです。
　FAで出て行った選手を含めるのに抵抗がある方もいることでしょう。あるいは、「ここちょっと消えてますね。22番という選手がいたんですけど」とかなるかも知れません。辛いです。
　とはいえ、鎌ケ谷はあくまで鎌ケ谷。北海道日本ハムファイターズの下部組織ではありますが、一軍とは離れた独立性の高い組織です。
　なので、私自身は札幌と鎌ケ谷はある程度分けて考えるのが妥当だと考えています。個別に動けるからこそ、何かと鎌ケ谷は盛り上がるわけですし。

　鎌ケ谷から札幌へ。そして、あるいは札幌から新たな舞台へ移り、あるいは札幌で現役選手から新たな立場に移る。
　人は時の流れの中で動いていきます。いつまでも同じままでとどまることはできません。鎌ケ谷で育っていった選手がそこを必ず去るのと同じように、誰もがいつかは、その居場所を去るのです。
そう、誰もが去るのです。いつか、必ず。