
■ ジョーンズ選手退団のお知らせ
無味乾燥。感傷をみじんも感じさせない、短い短い事務的な文面です。
ところが、これが昨日の広報レポートになると、だいぶ雰囲気が違います。
結果を残すことができず、志半ばでチームを去る選手が、表には見せることのなかった(そして、ある種のファンには決して見えはしない)面がそこにあります。
昨年途中にファイターズに加わり、今年途中に去っていくミッチ・ジョーンズとは、いったいなんだったのか。
「ダメ外人」その一言で終わらせるファンもいることでしょう。そして、そういうファンは決して少なくないのでしょう。
ただ、本当にそれだけなのか? それだけで言い切ってしまっていいのか?
そうではない、どういう言葉で表現すればいいのか分からないのですが、なにか「ダメ外人」という言葉では表現できないものを感じるのです。
思えば、昨オフ誰もが解雇を予想していたなか、ジョーンズは再契約をされてファイターズに残ることになりました。
その上、帰国中は球団と連絡を取り合ってトレーニング、キャンプでは強化指定を受けるなど、助っ人としてあり得ないほどの細かい指導を受けてきました。
なにが球団をそうさせたのか? 大砲が欲しければ、しかも助っ人で欲しければ、普通なら他の選手を当たるところです。
なのに、なぜジョーンズにこだわったのか?
通り一辺倒の補強戦略では決して理解することのできない現実が、そこにはありました。
また、ジョーンズは札幌よりも鎌ケ谷で愛された選手でした。
先月鎌ケ谷に行ったとき、とある私のマイミクさんは、
「ジョーンズはいつになったら野球がうまくなるんですか?」
とボヤいてましたが、そうは言いつつもジョーンズに注目を送り続けていました。
そして、鎌ケ谷ではすっかりお馴染になった、ジョーンズの応援歌。一軍でジョーンズが使った登場曲の大元となったこの曲は、鎌ケ谷応援歌の中でも1,2を争う傑作だと断言します。
鎌ケ谷のファンは、ジョーンズに何を見たのか。単にチームの勝ち負け、選手の成績を超えた先にあるもの、そう言っていいのかも知れません。
ミッチ・ジョーンズとは、いったいなんだったのか。答えは、おそらく大きく二通りに分かれるでしょう。
一方は、「ダメ外人」。「給料泥棒」というのも、こちらに入れていいでしょう。
成績を残せなかった助っ人への、思いつく限りの批判や罵倒が、ここには入ります。
もう一方は、それ以外すべて。
ファイターズの勝利のみを追い求める人からすれば、ふざけてるとか、あるいはファンにあるまじき言葉と思うような、ネタ含みの、または温和な、ゆるい言葉が入ります。
このどちらを選ぶかで、ファンは二通りに分かれることになります。これはファイターズの話ですが、他球団の場合も、同じようなケースは考えられます。
どちらが良くてどちらが悪いか、論じるつもりはありません。
ただ、私は間違いなく後者の答えを選ぶでしょうし、そうできる自分に幸福を感じたりもするのです。
ジョーンズはもうアメリカに着いたでしょうか。これからおそらくは水撒き係マイナー契約を得て、メジャー昇格を目指す人生に戻るのでしょう。
ファイターズでは成績らしい成績を残せなかったジョーンズ。ただ、日本での1年間が、彼にとって成長の礎となってくれることを、ファンとして願わずにはいられません。
そして、メジャー昇格後、並みいる好投手からホームランを連発する日が来れば……
その時は、腹の底から大爆笑させてもらいましょう。
去りゆくジョーンズに、この曲を贈ります。
■ 去年のジョーンズの応援歌@鎌ケ谷
■ 今年のジョーンズの応援歌@鎌ケ谷(ともにyoutube)
北海道日本ハムファイターズは、ミッチ・ジョーンズ選手(30)に戦力外通告をし、本日9日にウエーバー申請をいたしましたのでお知らせします。
尚、ジョーンズ選手は9日、アメリカへ帰国いたします。
無味乾燥。感傷をみじんも感じさせない、短い短い事務的な文面です。
ところが、これが昨日の広報レポートになると、だいぶ雰囲気が違います。
結果を残すことができず、志半ばでチームを去る選手が、表には見せることのなかった(そして、ある種のファンには決して見えはしない)面がそこにあります。
昨年途中にファイターズに加わり、今年途中に去っていくミッチ・ジョーンズとは、いったいなんだったのか。
「ダメ外人」その一言で終わらせるファンもいることでしょう。そして、そういうファンは決して少なくないのでしょう。
ただ、本当にそれだけなのか? それだけで言い切ってしまっていいのか?
そうではない、どういう言葉で表現すればいいのか分からないのですが、なにか「ダメ外人」という言葉では表現できないものを感じるのです。
思えば、昨オフ誰もが解雇を予想していたなか、ジョーンズは再契約をされてファイターズに残ることになりました。
その上、帰国中は球団と連絡を取り合ってトレーニング、キャンプでは強化指定を受けるなど、助っ人としてあり得ないほどの細かい指導を受けてきました。
なにが球団をそうさせたのか? 大砲が欲しければ、しかも助っ人で欲しければ、普通なら他の選手を当たるところです。
なのに、なぜジョーンズにこだわったのか?
通り一辺倒の補強戦略では決して理解することのできない現実が、そこにはありました。
また、ジョーンズは札幌よりも鎌ケ谷で愛された選手でした。
先月鎌ケ谷に行ったとき、とある私のマイミクさんは、
「ジョーンズはいつになったら野球がうまくなるんですか?」
とボヤいてましたが、そうは言いつつもジョーンズに注目を送り続けていました。
そして、鎌ケ谷ではすっかりお馴染になった、ジョーンズの応援歌。一軍でジョーンズが使った登場曲の大元となったこの曲は、鎌ケ谷応援歌の中でも1,2を争う傑作だと断言します。
鎌ケ谷のファンは、ジョーンズに何を見たのか。単にチームの勝ち負け、選手の成績を超えた先にあるもの、そう言っていいのかも知れません。
ミッチ・ジョーンズとは、いったいなんだったのか。答えは、おそらく大きく二通りに分かれるでしょう。
一方は、「ダメ外人」。「給料泥棒」というのも、こちらに入れていいでしょう。
成績を残せなかった助っ人への、思いつく限りの批判や罵倒が、ここには入ります。
もう一方は、それ以外すべて。
ファイターズの勝利のみを追い求める人からすれば、ふざけてるとか、あるいはファンにあるまじき言葉と思うような、ネタ含みの、または温和な、ゆるい言葉が入ります。
このどちらを選ぶかで、ファンは二通りに分かれることになります。これはファイターズの話ですが、他球団の場合も、同じようなケースは考えられます。
どちらが良くてどちらが悪いか、論じるつもりはありません。
ただ、私は間違いなく後者の答えを選ぶでしょうし、そうできる自分に幸福を感じたりもするのです。
ジョーンズはもうアメリカに着いたでしょうか。これからおそらくは
ファイターズでは成績らしい成績を残せなかったジョーンズ。ただ、日本での1年間が、彼にとって成長の礎となってくれることを、ファンとして願わずにはいられません。
そして、メジャー昇格後、並みいる好投手からホームランを連発する日が来れば……
その時は、腹の底から大爆笑させてもらいましょう。
去りゆくジョーンズに、この曲を贈ります。
■ 去年のジョーンズの応援歌@鎌ケ谷
■ 今年のジョーンズの応援歌@鎌ケ谷(ともにyoutube)
・自ら進んで水を撒く(爆
・鎌ヶ谷で見ないと不安になる(ヲイ
・今成のネタには突っ込める(ぁう
・隠れた強肩
・ファーストは送球のバウンド処理だけ巧い
・密かに目立った好走塁
・子供らが『ボール下さい』とのたまると100%投げ入れてくれた(理解出来てるかはさておき
・だが鎌ヶ谷の助っ人にもなれなかった
・それでも変化球に当たるようになってきた
・軽く振れば飛ぶ、でもなかなかやってくれない
・ということはツンデレ寄りネタ系(激爆
・非常に人間臭かった
確かに緑氏やアルモンテの時はここまで思いませんでしたね。
気付けばわたしも後者派です。
鎌ヶ谷に行った者にしか判らないとこなのが残念ですが。
それでも我々は彼にも分け隔て無く声援を送った事実。
黄色い声も飛んでいた、これも事実。
>鎌ケ谷応援歌の中でも1,2を争う傑作
やられた、と思いました(爆
しかし本人のコメント位、載せても良さそうなんですが。。
ある意味、惜しい人を…
今年3月、思いつきでブログを立ち上げて以来、応援するようになりました。
はじめは単なるネタだったのですが(爆)、続けていくうちにホントにジョーンズの応援をするようになり、同時になかなか結果が出ないジョーンズを愛しているファンもたくさん居るんだなぁ、と身にしみて思うようになりました。
結果が出なかったことはホントに残念です。
活躍して、取材を受けて、何を思って日本で(鎌ヶ谷で)プレーしていたのかを聞きたかったのですが・・・。
まぁ取材が来る外国人選手なんて、よっぽどの功績を残さないとありませんけどね(^^;
しかしハムの広報レポートが2度もジョーンズを取り上げてくれた事には、この上なく感謝しております。
>メジャー昇格後、並みいる好投手からホームランを連発する日が来れば
もし来たならば、私も恐らく笑い死にするでしょう。
ジョーンズで死ねたら本望です(笑)
ついにいなくなってしまったミッチ。。
横レス失礼デス。
> ・ファーストは送球のバウンド処理だけ巧い
ワタシも札ドで目の前で見ました。気付いたのは4月20日ですが。。
これで残れてんのか~??とか思ってしまうような、最後まで不思議な存在でした。
ミッチのこれからの野球生活がよりよりものになることをお祈りしてマス☆
別件ですが、だれが藤井のかわりにあがってくるのか?! 震えて待ちマス!
まさしくその通りだと思います。
自分の中では「ダメ外人」という印象しかありません。
打撃はおろか守備も1軍では酷かった・・・
それしか見ていない札幌(北海道)のファンにしてみれば
彼が愛されていたかというとそうは正直思えません。
自分も札幌にすんでいる人間として鎌ヶ谷でジョーンズが
どれだけ愛されたのか知る由もありません。
ただ助っ人として来日して鎌ヶ谷での生活が長かったのは
単に日本の野球があわなかったからとしかいいようがありません。
ルパートさんが仰るとおりメジャーがあっているかもしれませんし事実去年来日する前に3Aで3割打っていましたからホームラン連発も夢物語じゃないんじゃないかと思いますね。
大した成績は残せず、目立った点では、意外性の活躍があったという点。
そんな彼が今年限りというウワサがのぼり、シーズン最終戦終了後、地味に地下鉄で家路に就くところに遭遇。なんとかファンだという意思が伝わると、彼は握手をしてくれました。その時、ウソでもいいから「See,You.」と言えばよかったのに、発した言葉は「Good-bye.」…。
そしてウワサどうり、彼はそのまま解雇になってしまいました。
トドメをさしてしまったなとツクヅク後悔してしまう今日この頃です。
それともネタ好きファンの為の置き土産?
憎めない選手ではありましたが、札ドでも凡退した時のため息「あぁぁぁぁぁぁぁ~!」
実に印象的でした、そういえばアルモンテにも容赦なかったな~
札幌ドームでは今まで何度も観戦してますが、札幌のファンは、よその球団のファンより寛大だと思いますよ
少なくとも私が観戦した近くではハム選手に対し罵声を浴びせる輩はおりませんでした
ジョーンズ、心に刻んでおきます、海の向こうでの活躍を期待して。
確かに、昨年終盤以来、鎌ケ谷の顔的存在にはなってましたね[;;0J0]
これまでの人生の中で、私も数多くのダメ外人を見てきたわけですが、
ジョーンズほど愛されたのを見たことがありません。
それがなぜなのか、いまだにさっぱり分からないんですが、
ファンとしてはある意味貴重な1年だったと思います。
ただ、私もいつもブログを楽しみに読ませていただきましたし、
そのおかげで、ジョーンズにさらに注目するようになったのは確かです。
>広報レポート
取り上げる内容が辛かったですが(涙)、それでも2回も出てきたんですよねぇ。
やはり、よほど惹きつける何かがジョーンズにあるのかも知れません。
私も一軍での出場試合を見てましたが、確かに送球処理は良くて、それ以外は……でしたorz
このまま鎌ケ谷でシーズンの残りを過ごすのかと思ってましたが、
やはり現実は甘くありませんでした。
他方二軍の場合、結果をさほど気にせずともよい、という部分もありますし。
とはいえ、ジョーンズも努力しているのは分かりましたし、
その努力が日本では実を結ばなかったとはいえ、
帰国してからの活躍を期待せずにはいられません。