にわか日ハムファンのブログ記念館

2004年8月から2014年6月にかけて更新してきた当ブログを静態保存しております。

立ち止まったB☆B

2008-11-03 18:24:24 | 北海道日本ハムファイターズ
■ 静かな時間(公式B・B's コラム)

 先月のクライマックスシリーズ第2ステージ。
 決戦の場、西武ドームでファイターズを応援し、2日続けての勝利に酔いながらも、私にはどうしてもひっかかることがありました。

 B☆Bがいない。

 ファイターズにとって大事な試合、いかにビジターとはいえ、B☆Bならきっと来るだろうと思ってたのに。どうしたんだろう……
 ああそうだ、きっと札幌でパブリックビューイングに参加してるんだ。確かアリオかどこかでやるって言ってたし。
 その時はそんな風に考えていたんですが、上記のコラムを読んで、実はそんなことじゃなかったんだ、と気づいたのでした。
 今年はB☆Bに会う機会がほとんどなくて、全然気づいてなかったんですが、そこまで深刻に悩んでいたとは……
 卑近な例で恐縮ですが、ブログ1つを書き続けるだけでも、それなりに疲れることはあります。
 試合が終わってネタがなにも思いつかないとき、そもそも試合がなくて夜の9時10時になった時は焦りますし、書き終わった後で「こんなこと書いてよかったのかな?」と後悔する時もしばしば。
 それでも、ブログはまだマシです。その日のうちにネタが思いつかなくても、時間設定をいじれば1日1本ペースは守れますし、何より「自分の楽しみでやってること」という心理的な逃げ道がある。
 ですが、B☆Bはそういうわけにはいかない。グリーティングに日付のごまかしなんてあり得ないし、どんなに体調が悪くても、精神的に疲れてても、ファンが喜ぶことを第一に考えないといけない。
 それだけに、今まで積もりに積もった心身の疲れって、私たちが想像できるような生易しいシロモノじゃないだろう、そう思うんです。
 だからこそ、B☆Bは山ごもりのようなことをして、自分を見つめ直したかったのでしょう。
 ただ、私が思うのは、どんなに辛くても、疲れていても、自分を見失ってるような気がしていても、

どんなときもB☆BはぼくらのB☆Bだ、ってこと。

 いつもいつもうまくいくことなんてないですよね。自分のいい時の100%がいつも出せれば最高だけと、そんな風にはいきませんよね。
 だから、うまくいかない時もあるとは思うんですけど、そんなときも含めて、B☆Bはファイターズという同じコミュニティに住む、わたしたちの仲間だと思うんです。
 B☆Bがこのブログを見てるかどうかは分からないんですが、もし見ていたとして、いい時もうまくいかない時も含めて、B☆Bは私たちの仲間だから、とは言いたい気分です。
 ただ、コラムの締めくくりを見るに、

 このコラムがアップされる頃には、僕はもう日常生活に戻っているはず。僕は元気です。もうすぐまた、皆さんに会えるのが待ち遠しいです。オフの間も、そして来シーズンも、また楽しい時を共にしましょう!

という頼もしい一言。
 それで思い出したのが、さだまさしの「立ち止まった素描画(デッサン)」という歌(実は、このエントリのタイトルも、この歌にちなんでつけました)にあった一節。

走り疲れたらお歩き
歩き疲れたらお休み
やがて休みつかれたなら
どうせまた走りたくなるさ(以下略)


 デビューから懸命に走り続けてきたB☆Bは、走り疲れていたのかも知れない。歩くのにも疲れていたのかも知れない。
 だけど、今はもう休むのに疲れてしまったんでしょう。
 そしてまた走りだすB☆Bを、私は心から応援します。


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8 コメント

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Unknown (bpm184)
2008-11-03 21:19:02
B☆Bのコラムを読んでいつも思うのは、ここまで本音を語ってくれるマスコットは他にはいないよな、ということ。
(まあ“語るマスコット”自体が他にはいないか)
今回は特にそう思いました。

もしB☆Bがここ読んでくれているのなら伝えたいことがある。
それは

僕らは素晴らしいチームを応援できて、そして素晴らしいマスコットと触れ合え、共に喜びを分かち合えるのが本当に幸せです。ということ。

あと、もうひとつ。来年も一緒に写真とってね~。
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bpm184さん (ルパート・ジョーンズ)
2008-11-04 07:02:28
B☆Bがああして正直な思いを語ってくれるおかげで、
わたしたちにも、マスコットについて深く理解する機会ができますよね。

>僕らは素晴らしいチームを応援できて、そして素晴らしいマスコットと触れ合え、共に喜びを分かち合えるのが本当に幸せです。

まったく同感ですね。喜びを分かち合えるって、喜び以上に大事なことですから。

>来年も一緒に写真とってね~。

これまた同感(笑)
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Unknown (SPS)
2008-11-04 10:00:52
すばらしい記事をありがとうございます。もう何年も前のことですが、テレビ番組で、好きだった某チームのマスコットが選手に八つ当たりされて蹴られることもあると知り、チームに華をそえるマスコットにその仕打ちは...と思ったことがあります(マスコットとのからみには愛とリスペクトがなければ!)。野球である以上、主役はチームの選手とチームの勝利のために直接関与する人たちであるのはもちろんですが、スタジアムの内外でファンと触れあい観戦の雰囲気を盛り上げてくれるマスコットをはじめとする参加者の存在は大きいです。B☆Bにはこれからもファイターズ文化を盛り上げると同時に、プロ野球チームのマスコットの役割の限界をB☆Bらしく押し広げていってほしいです(しんどい時は休みながら...)。
駄長文失礼いたしましたm(--)m
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ありがとう (み~陀仏)
2008-11-05 01:02:36
つくづくファイターズファンでよかったと思う事。
それは、勝っても負けても変わらぬ姿で毎試合に挑んでいく選手達がいるから。
いつでもファンのためにファンと一緒に全力で応援して、自分の言葉で語りかけてくれるマスコット、B☆Bがいるから。
そして、勝った試合も負けた試合も変わりなくネタにして笑わせて楽しませてくれるブロガーさんがいるから。

さだまさしさんの歌、いい歌詞ですね。一度聞いてみたいです。
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SPSさん (ルパート・ジョーンズ)
2008-11-05 01:08:03
>もう何年も前のことですが
ベイの佐伯対トラッキー(当時)のような対決とか、バク転に失敗してチアドラに叩かれるドアラのような明らかなネタならまだしも、
八つ当たりされるのを見ている子どもがどう感じるかと思うと、
どう考えてもいい気がしませんよね。
幸いB☆Bはそういうことはないですが。
とはいえ、ずっとマスコットを続けていると、
やはりいろんな疲労がたまってくるんでしょうね。
たまにはリフレッシュも大事ですし、うまく休むところを入れながら、
これからも活躍してくれることを楽しみにしています。
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み~陀仏さん (ルパート・ジョーンズ)
2008-11-05 01:11:16
勝った時に嬉しいのはもちろんなんですけど、
勝負事はいつも思い通りにはいかないわけですし、
だからこそ、面白いんですよね。
ファイターズの場合、仮に勝てなかったとしても、
それはそれで、次に期待できる「何か」を間違いなく持ってますし、
そんなチームを応援できるのは、非常に幸せなことだと思います。

ちなみにエントリでご紹介した歌ですが、
「夢供養」というアルバムに入ってます。
さだまさしアルバムの中でも、私が一番好きなものです。
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Unknown (SPS)
2008-11-05 12:22:58
一気に吐き出したようなコメントを書いてしまって申し訳ありませんでした。そのテレビ番組を見たのは、おそらく90年代のはじめ頃だったとおもうので、現在はストレスのはけ口にマスコットに当たるような選手はどこのチームにもいないんじゃないかと思っています。そういうのとはまったく別物の、選手とマスコットとの勝手知ったるからみやじゃれあいは見ていて楽しいです。重ねてのコメント失礼おゆるしくださいm(--)m
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SPSさん (ルパート・ジョーンズ)
2008-11-05 20:55:22
なるほど、当時と今では選手の気質も全然違うでしょうからね。
今はマスコットの地位も格段に上がりましたし、
(その功労者の一人は、間違いなく我らがB☆Bです!)
「仲間」としての意識は、選手の間にもきっとあることでしょう。

これに懲りずに、またお気軽にコメントしてくださいね。お待ちしています。
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