■ 交換トレード成立のお知らせ(公式・2014年3月31日)
■ トレード成立のお知らせ(燕公式・2014年3月31日)
開幕までにトレードが無かったので、いやに大人しいなぁと思っていたら、開幕直後に仕掛けてきましたか。
あるいは、話がまとまるまでに時間がかかったのかも知れませんが。
今浪は曲がり角にきていました。若手のイメージが強い選手ですが、考えてみれば大引と同い年の29歳。これで何の迷いなく「若手」と言えるのは阪神ぐらいのものです。
ともなれば、一軍スタメンを不動のものにしているか、それが無理でも飯山のように守備固め要因としての地位を確立しているか、どちらかが必要なところですが、残念ながらそのどちらでもない。
そんな中で、杉谷や中島、西川など正真正銘の若手が突き上げてきて、ひとまず頓挫したとはいえ中田の三塁コンバートという話もありました。冷静に考えて、ファイターズでのチャンスは消えかけていたのでしょう。
といって、二軍には勿体ない。それに、勝負を無視してでも(としか思えない)さらに若い選手に出場機会を積ませようとすると、下手に鎌ケ谷で出し続けるわけにもいかないのです。
となれば、このままファイターズに置いておく理由は、もはや無くなっていたと言わざるを得ません。他の球団でチャンスがあるならば、そちらを追求してもらう方が、おそらくは本人のためにもなるはずです。
そして移籍先がスワローズ。先に移籍した川島が離脱中ということもあり、チャンスは増えるでしょう。チームがチームだけに、自身のケガだけはくれぐれも気をつけてほしいですが。
一方の増渕。トレードの一報以来あらためて調べてみたのですが、力のある球はありながら、ケガであったり不安定な起用であったりで、潜在能力を活かしきれなかったという印象を新たにした次第です。
で、その能力が今のファイターズで活かせるかというと、率直なところ分かりません。
ただ報道を見ると、中継ぎの補強を目的として増渕を獲得したという点で一致しています。ならば、セットアッパーとして直球主体で押していく投球という方向性を決めてしまえば、はまってくれそうな気がします。
もっとも、その場合は去年の矢貫ばりに酷使されそうな気もしますが……
このトレード、純粋に戦力面で見れば、ここまで書いた通り、決して悪い話ではないと思います。増えるであろうチャンスを、両選手ともつかんでくれればと願っています。
その一方で、今浪のコメントを読んで気になったのが、彼が新十津川町の応援大使を務めている最中だったことです。確か去年は糸井が応援大使だったような。
ファイターズはご存知の通りトレードに積極的な球団で、主力とて例外ではありません。FAでの移出についても無理をして止めることはまずありませんし、その分人材は流動的です。これ自体は悪いことではないでしょう。
一方、応援大使という制度では、チームではなく選手が全面に出ます。いかにファイターズの名を背負っているとはいえ、選手が単独ないし複数で、就任した市町村との交流を行っていくことになります。
ですから、制度がうまくいけば、その市町村と選手との結びつきは強くなるわけです。これもこれで、私はい制度だと思っています。
そんなわけで、戦力整備面でも、地域密着という路線においても、どちらも採っている戦略は間違ってはいないはずなのです。
なんですが、その2つの戦略が合わさると、一方では選手を冷徹に「戦力」として評価し、他方では選手個人への愛着を持たせることになる。つまりは、矛盾が生じるわけです。
考えてみれば、選手の放出に各市町村からクレームがつくようになると、戦力補強はやりにくくなりますが、放出されても何のリアクションもないというのは、応援大使としてどうかという話にもなるわけです。
はたしてこの矛盾、今後どう解決するのかな、という素朴な疑問はあります。繰り返しになりますが、どちらも単独ではアリなんで、余計にややこしいです。
ただ、確実に言えることは、トレードは成立したということです。
今浪のスワローズでの活躍も祈っていますし、増渕にはぜひ北海道で成功してほしい。その思いがあるのも、また確かです。
■ トレード成立のお知らせ(燕公式・2014年3月31日)
開幕までにトレードが無かったので、いやに大人しいなぁと思っていたら、開幕直後に仕掛けてきましたか。
あるいは、話がまとまるまでに時間がかかったのかも知れませんが。
今浪は曲がり角にきていました。若手のイメージが強い選手ですが、考えてみれば大引と同い年の29歳。これで何の迷いなく「若手」と言えるのは阪神ぐらいのものです。
ともなれば、一軍スタメンを不動のものにしているか、それが無理でも飯山のように守備固め要因としての地位を確立しているか、どちらかが必要なところですが、残念ながらそのどちらでもない。
そんな中で、杉谷や中島、西川など正真正銘の若手が突き上げてきて、ひとまず頓挫したとはいえ中田の三塁コンバートという話もありました。冷静に考えて、ファイターズでのチャンスは消えかけていたのでしょう。
といって、二軍には勿体ない。それに、勝負を無視してでも(としか思えない)さらに若い選手に出場機会を積ませようとすると、下手に鎌ケ谷で出し続けるわけにもいかないのです。
となれば、このままファイターズに置いておく理由は、もはや無くなっていたと言わざるを得ません。他の球団でチャンスがあるならば、そちらを追求してもらう方が、おそらくは本人のためにもなるはずです。
そして移籍先がスワローズ。先に移籍した川島が離脱中ということもあり、チャンスは増えるでしょう。チームがチームだけに、自身のケガだけはくれぐれも気をつけてほしいですが。
一方の増渕。トレードの一報以来あらためて調べてみたのですが、力のある球はありながら、ケガであったり不安定な起用であったりで、潜在能力を活かしきれなかったという印象を新たにした次第です。
で、その能力が今のファイターズで活かせるかというと、率直なところ分かりません。
ただ報道を見ると、中継ぎの補強を目的として増渕を獲得したという点で一致しています。ならば、セットアッパーとして直球主体で押していく投球という方向性を決めてしまえば、はまってくれそうな気がします。
もっとも、その場合は去年の矢貫ばりに酷使されそうな気もしますが……
このトレード、純粋に戦力面で見れば、ここまで書いた通り、決して悪い話ではないと思います。増えるであろうチャンスを、両選手ともつかんでくれればと願っています。
その一方で、今浪のコメントを読んで気になったのが、彼が新十津川町の応援大使を務めている最中だったことです。確か去年は糸井が応援大使だったような。
ファイターズはご存知の通りトレードに積極的な球団で、主力とて例外ではありません。FAでの移出についても無理をして止めることはまずありませんし、その分人材は流動的です。これ自体は悪いことではないでしょう。
一方、応援大使という制度では、チームではなく選手が全面に出ます。いかにファイターズの名を背負っているとはいえ、選手が単独ないし複数で、就任した市町村との交流を行っていくことになります。
ですから、制度がうまくいけば、その市町村と選手との結びつきは強くなるわけです。これもこれで、私はい制度だと思っています。
そんなわけで、戦力整備面でも、地域密着という路線においても、どちらも採っている戦略は間違ってはいないはずなのです。
なんですが、その2つの戦略が合わさると、一方では選手を冷徹に「戦力」として評価し、他方では選手個人への愛着を持たせることになる。つまりは、矛盾が生じるわけです。
考えてみれば、選手の放出に各市町村からクレームがつくようになると、戦力補強はやりにくくなりますが、放出されても何のリアクションもないというのは、応援大使としてどうかという話にもなるわけです。
はたしてこの矛盾、今後どう解決するのかな、という素朴な疑問はあります。繰り返しになりますが、どちらも単独ではアリなんで、余計にややこしいです。
ただ、確実に言えることは、トレードは成立したということです。
今浪のスワローズでの活躍も祈っていますし、増渕にはぜひ北海道で成功してほしい。その思いがあるのも、また確かです。
外務省の大使や企業の仕事のように、引継ぎがあればいいですね。
一番いい形なのは、シーズンが始まるときに「今年の応援大使は~~選手です」と固定化できることだと思いますが…。
今浪はまずは森岡との競争になると思います。
ヤクルトの内野陣はやらかしも多いようなので、
堅実な守備は確実に武器になるでしょう。
今回も同様の扱いになるとは思います。
とはいえ、地元からしたらどうなんでしょうねぇ……
今浪のキャラからして、森岡は最も直接的な脅威のような気がします。
とはいえ、確かに守備面での貢献はアピールできるでしょうね。