成人の日に、沈む私を主人が連れ出してくれた。荻外荘(てきがいそう)。戦前期に三度内閣総理大臣を務めた近衛文麿の旧宅。終戦後にGHQより逮捕令が発せられ、出頭期日早朝に書斎で自決したことで知られています。昨年12月8日から一般公開されています。
書斎はじっくり眺める気にはなれなかったけれど、「公心如日月(公心日月の如し)」と書かれた掛け軸が印象的でした。
1940年、戦争路線の方針を決める「荻窪会談」が開かれた客間。
その近くに大田黒公園という、日本で初めて音楽評論という分野を確立した大田黒元雄の屋敷跡を整備した公園にも行きました。
振袖を着た新成人の親子が五、六組いて写真を撮っていました。うちもここに息子がいれば、と思ってしまい涙が止まらなくなったので、早々に退散しました。
いいお天気でした。連れ出してくれた主人に感謝🙏
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