僕が妄想していたSPACE BATTLESHIP ヤマト(実写版宇宙戦艦ヤマト)で、地球側艦隊が勝利した海戦、第3次火星沖海戦の顛末を綴りたいと思います。拙い文章ですが最後まで読んで頂けたら幸いです。
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▽長門型旗艦級宇宙戦艦
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▽秋月型突撃宇宙駆逐艦
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地球防衛軍は、窮地に陥っていた。遡ること8年前──西暦2191年。人類は歴史上初めて、地球外生命体と接触。友好関係を試みた地球とは対照的に、地球外生命体(国連宇宙局仮称──ガミラス)は圧倒的な武力と物量を用いて次々と太陽系内の惑星宙域を制圧して行った。テラフォーミングが行われていた火星や冥王星も例外ではなく、入植していた合計数億もの民間人と数万もの将兵、何百もの宇宙艦艇が犠牲となった。
これを危急存亡の事態と悟った国連安保理は、地球防衛軍所属の内惑星艦隊の派遣を決定。冥王星奪還作戦と火星奪還作戦を立案し、発動した。だが、圧倒的な武力を持ってして挑んだ冥王星奪還作戦は失敗に終わってしまう。敗戦後、冥王星にはガミラス側の空間物質輸送着弾点が設置され、ガミラス本星より直送される遊星爆弾と呼ばれる超破壊流星が地球に落下するようになった。人類は遊星爆弾から逃れるため、地下都市を築きそこへ避難するものの、絶え間無い攻撃に神経が擦切れる日々が続いた。
地球防衛軍は前述の通り昨日(さくじつ)の海戦で戦闘艦艇の殆どを喪失、撤退した日本国艦艇、英国艦艇、独国艦艇、米国艦艇を残しほぼ壊滅した。
残存した艦艇も、2195年11月1日に行われた火星奪還作戦(第1次火星沖海戦)にて半数以上が撃破され、2195年末までに地球防衛軍が保有する艦艇は日本国艦艇27隻、英国艦艇16隻、独国艦艇9隻、米国艦艇4隻のみとなってしまった。その内、旗艦級であるM-2174-1型(長門型旗艦級宇宙戦艦)は日本国艦──"きりしま"と"えいゆう"のみであり、また、宇宙艦艇の建造に必要な超硬質レアメタル、コスモナイト55の不足から旗艦級の建造がストップ、事実上、地球防衛艦隊の総指揮権は日本国へと一任された。
第2代国連宇宙局総司令本部長──藤堂平九郎は、奪われた火星宙域の奪還を謀る"カ2号作戦"を立案。2197年5月15日に発動された。絶望の淵にいながらも、新型ショックカノン砲によるロングレンジ砲撃戦と、新型戦闘機──"ブラックタイガー"と旧式戦闘機──"コスモパンサー"による艦上爆撃戦により辛うじて勝利を収め、火星圏からガミラス艦隊を撤退させることに成功した。だが、地球艦隊の損耗も酷く、独国艦艇と米国艦艇、そして旗艦級──"きりしま"と唯一の航宙母艦──"エンタープライズ"、コスモパンサー全機を喪失してしまったため、事実上の勝利を収めたものの辛勝とも捉えられる結果となってしまった。また、最後の旗艦級である"えいゆう"も大破寸前の状態であり、資材不足から損傷箇所は簡易鉄板による積載補強で修理せざるを得なかった。
第3次火星沖海戦は、そんな窮地の中実行された作戦である。
西暦2198年12月8日。巡回警備を行っていたM-2188-1型190号艦(秋月型突撃宇宙駆逐艦)──"やはぎ"が、火星沖にワープアウトする120隻を超えるガミラス艦隊を発見。この行動に、地球防衛軍は緊急事態宣言を発令、兼ねてより立案されていた"カ3号作戦"を発動した。ガミラス艦隊火星沖侵攻から2日後、艤装交換作業が終了したM-2174-1型260号艦(長門型旗艦級宇宙戦艦)──"えいゆう"を筆頭とした第一艦隊と、当時まだ稼働状態にあった月面ラグランジュ基地より第六六二航空団が飛び立った。艦隊指揮官は、冥王星奪還作戦の生き残りで、第2次火星沖海戦で名を馳せた沖田十三提督だ。彼の卓越した戦略、観察眼は防衛軍内では有名で、今回のカ3号作戦の大部分も、沖田が考案したものである。
第一艦隊は総数30数隻にも満たない小規模艦隊だ。それは、嘗ての艦艇数の1/40程に過ぎない数である。旗艦級戦艦も"えいゆう"のみ。第一艦隊は、英国艦艇も所属している多国籍艦隊の為、指揮統率が円滑に行われるか、沖田の手腕が問われていた。が、クルーの士気はとても高かった。第2次火星沖海戦で、防衛軍初のガミラス艦隊撃退に成功したからである。だが、沖田だけは安心しきれていなかった。彼は、"ガミラスの対応能力の高さ"を知っていたからである。
(ガミラスも学習できる。この作戦が通用するとは限らない。気を引き締めねば──)
沖田は、持病の抗生薬であるトローチ錠薬を噛みながらそんな事を思っていた。心臓に軽い違和感を抱いていたが、今は目の前の作戦に集中するのみだ。
艦隊出撃より7時間後。第一艦隊は火星圏へと到達した。火星圏到達と同時に、コスモレーダーにガミラスの姿が映った。
「敵艦隊捉えました。距離30万キロ」
「──これより作戦行動へと移行する。各艦、作戦手順に従い、行動せよ」
沖田が立案した作戦はこうだ。
第一艦隊を"陽動隊第一、第二"と"攻撃本隊"に二分。陽動隊は、慣性航法にてガミラス艦隊に接近。遊撃戦を仕掛け、即座に退避する。続き、ブラックタイガーによる艦上爆撃を敢行。奇襲を受けたガミラス艦隊を、第1次、第2次火星沖海戦で発生したデブリ群方向へと誘引し、そこをデブリ群内で待機していた攻撃本隊が陽動隊と共にガミラスを挟み撃ちにし、一気に押しつぶす三段だ。この作戦は、戦国時代初期頃に勃発した"第4次川中島の戦い"にて武田軍が採用した戦法──"啄木鳥戦法"に準えて立案されたことから、別名"啄木鳥第二戦法"とも呼ばれる。
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西暦2198年12月10日 午後14時56分
陽動隊第一、第二がガミラス艦隊への攻撃を開始した。ガミラス艦隊に接近した陽動隊は、空間重魚雷と長距離艦対艦弾道弾のありったけを放った。突撃宇宙駆逐艦級とは思えない全長200mを超える艦体の為、決して艦速は早くないがそこは武装の量でカバーしている。ガミラス艦隊は、空母3杯を囲うように戦艦が布陣しているため、陽動隊が放った水雷兵器の殆どは戦艦に命中した。一気に14隻に被弾、内3隻の撃破に成功するも、ガミラス艦隊の反撃により秋月型の259号艦──"あかしも"、267号艦──"ウォースパイト"、499号艦──"マーキュリー"、600号艦──"たかお"、608号艦──"エディンバラ"が撃沈する。
「陽動隊攻撃完了」
「作戦第2段階へ移行。陽動隊一時撤退、虎第1陣は爆撃を開始せよ」
沖田の号令で、陽動隊は最大戦速で宙域を離脱する。続いてガミラス艦隊の上空にて滞空していた艦上爆撃仕様のブラックタイガー第1陣が一気に急降下、艦対艦誘導弾を放つ。全長400mを超える艦体を持つガミラス戦艦に次々と誘導弾が命中し、9隻が闇に葬られた。
が、ガミラスも馬鹿ではない。ブラックタイガーの爆撃後、ガミラス空母が艦載機を発艦。ブラックタイガーの追撃を開始し、激しい空中戦が繰り広げられる。
ガミラス戦闘機が放った誘導ミサイルにより、ブラックタイガー6機が一気に撃破。艦上爆撃仕様のブラックタイガーには、機銃掃射による迎撃以外に術がなかった為、ブラックタイガーの損耗率が急激に上昇した。
「ブラックタイガー損耗率上昇。陽動隊第一、第二、弾薬装填を確認」
(やはり虎への対応策は練っていたか…)
「緊急転換、作戦第3段階へ移行。陽動隊は攻撃を開始、デブリ群へと誘引せよ」
そんな折、陽動隊が再び宙域に戻り攻撃を再開する。超近距離でショックカノンを放ち、ガミラス戦艦を攻撃する。しかし、ガミラス戦艦も反撃し、67号艦──"はまかぜ"、99号艦──"はつゆき"が撃沈する。
陽動隊はありったけの弾薬と誘導弾を放ち、進路を攻撃本隊が待機するデブリ群へと変えた。幸運なことにガミラス艦隊は沖田の読み通り、空母と護衛の戦艦28隻を残して陽動隊の追撃を開始した。
陽動隊は、転進中に宇宙機雷を投射。ガミラス艦隊が宇宙機雷ゾーンに突入した瞬間、起爆した。更に、このタイミングでブラックタイガー第2陣が急降下爆撃を敢行。ガミラス戦艦は対空砲火で迎撃するが艦爆で7隻が撃沈した。だが、そんな中でもガミラス艦隊は足をとめない。
「敵艦隊接近。ショックカノンの射程圏内に入りました」
「直掩機4機は直ちに急降下、主砲ターゲティングを開始」
攻撃本隊の上空で待機していたブラックタイガー4機が発進する。防衛軍艦艇がショックカノンを射撃する際は、基本的に艦載機がターゲティングを行い、艦艇はそれに従い射撃をする方式を採用している。先程のように超近距離の場合は、自らの照準器で充分足りるが、長距離射撃の場合だと、照準器の誤差修正性能が甘いためこのような方式となっているのだ。
4機は、ガミラス戦艦が放つ対空砲火を巧みな操術で躱し、正確無比の眼(まなこ)でターゲティングを行う。
『ターゲティング、完了!』
「陽動隊退避、挟撃用航路に転進せよ。──全艦ショックカノン発射!」
沖田の力強い号令とともに、攻撃本隊がショックカノンを発射する。ガミラス艦隊は正面からショックカノンをモロに受け、一気に20隻が炎に飲み込まれた。
続けて攻撃本隊が射撃、さらに空間重魚雷と艦対艦誘導弾を一斉射する。
もはや回避すら出来ないガミラス艦隊は、ただ攻撃を受けるしか無かった。中には、転進し撤退しようとした艦もあったが、回り込んだ陽動隊に射抜かれる。
攻撃本隊と陽動隊に挟まれたガミラス艦隊は全力で反撃するも双方から飛んでくる砲撃と雷撃に歯が立たない。そして最後の1隻が、業火に焼かれながらその姿を消した──
西暦2198年12月10日 午後17時22分
地球艦隊が残存していたガミラス艦隊の撤退を確認したのは最後の1隻が撃沈してから10分後の事だった。
それは、地球艦隊が主導権を握った初の戦闘だった。ガミラス側損耗数98に対し、地球側損耗数はわずか10隻。圧倒的な武力差があったにも関わらず、この程度の損耗数で終わらせられた地球側は"勝利"を着飾っても良い結果となった。
しかし、この海戦の後にガミラスは散発的に行われていた遊星爆弾のロングレンジ攻撃をメインにシフトチェンジ。その結果、地下200mまでが未確認放射線汚染区域となり、さらに汚染物質が沈降する結果となった。"海戦"では勝利したものの、それはガミラス側を憤慨させることとなってしまい、結果的に遊星爆弾の攻撃が激しくなったことから、以降は"完勝"ではなく、"限りなく完勝に近い辛勝"と言われることが多くなった。
一方、ガミラス艦隊は今回の侵攻の失敗により大損害を蒙った為、地球圏への直接攻撃は見送られ、失われた戦力増強のために数ヶ月間のインターバルを取らざるを得なかった。
だがこれは、沖田の緻密な戦略と指揮能力、クルーの努力が齎した勝利であり、地球の長い歴史の1ページに刻まれることになった大海戦となったことには違いない。
約8ヶ月後、西暦2199年8月21日 午前9時00分
この日、第一艦隊は再び地球を旅立った。火星圏に再びガミラス艦隊が出現したのだ。地球防衛軍は第一艦隊を派遣、迎撃作戦"カ4号作戦"を発動した。
以前の作戦にて完全勝利を収めた地球防衛軍の士気は嘗てないほどに高まっていた。それが、地球防衛軍の最期になろうとも知らずに、彼らは火星圏へと向かったのだった──
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SPACE BATTLESHIP ヤマト 冒頭に続く──
──投入戦力──
◇第一艦隊
長門型旗艦級宇宙戦艦
・260号艦 えいゆう▶損傷無し
(M-2174-1型 旗艦260号艦)
秋月型突撃宇宙駆逐艦
・22号艦 ゆきかぜ▶損傷無し
(M-2188-1型 22号艦)
・67号艦 はまかぜ▶撃沈確認
(M-2188-1型 67号艦)
・99号艦 はつゆき▶撃沈確認
(M-2188-1型 99号艦)
・123号艦 ユリシーズ▶小破
(M-2188-1型改 123号艦)
・190号艦 やはぎ▶損傷無し
(M-2188-1型 190号艦)
・201号艦 あたご▶大破
(M-2188-1型 201号艦)
・222号艦 ハーキュリーズ▶小破
(M-2188-1型 222号艦)
・259号艦 あかしも▶撃沈確認
(M-2188-1型 259号艦)
・267号艦 ウォースパイト▶撃沈確認
(M-2188-1型 267号艦)
・274号艦 サイクロプス▶撃沈確認
(M-2188-1型 274号艦)
・300号艦 かげろう▶小破
(M-2188-1型 300号艦)
・303号艦 むろらん▶損傷無し
(M-2188-1型 303号艦)
・353号艦 いそかぜ▶損傷無し
(M-2188-1型改 353号艦)
・395号艦 ネルソン▶小破
(M-2188-1型 395号艦)
・488号艦 はたかぜ▶小破
(M-2188-1型 488号艦)
・499号艦 マーキュリー▶撃沈確認
(M-2188-1型 499号艦)
・509号艦 すずつき▶中破
(M-2188-1型 509号艦)
・570号艦 しずく▶損傷無し
(M-2188-1型 570号艦)
・600号艦 たかお▶撃沈確認
(M-2188-1型 600号艦)
・608号艦 エディンバラ▶撃沈確認
(M-2188-1型 608号艦)
・653号艦 インぺリューズ▶中破
(M-2188-1型 653号艦)
・841号艦 くま▶小破
(M-2188-1型 841号艦)
・858号艦 あしがら▶撃沈確認
(M-2188-1型 858号艦)
・877号艦 レインボー▶損傷無し
(M-2188-1型改 877号艦)
・922号艦 てんりゅう▶大破
(M-2188-1型 922号艦)
・923号艦 ほたか▶小破
(M-2188-1型 923号艦)
・960号艦 クレッシー▶損傷無し
(M-2188-1型改 960号艦)
・972号艦 まいづる▶撃沈確認
(M-2188-1型 972号艦)
・998号艦 カンバーランド▶撃沈確認
(M'2188-1型 998号艦)
◇月面ラグランジュ基地所属/第六六二航空団
零式52型空間戦闘攻撃機 "コスモゼロ"
・CZ-02▶損傷無し
・CZ-06▶撃破確認
89式空間戦闘攻撃機 "ブラックタイガー"
▽艦上爆撃仕様
・BT-18▶損傷無し
・BT-72▶撃破確認
・BT-150▶撃破確認
・BT-448▶撃破確認
・BT-486▶損傷無し
・BT-522▶撃破確認
・BT-563▶撃破確認
・BT-592▶撃破確認
・BT-796▶損傷無し
・BT-849▶損傷無し
・BT-877▶主翼破損
・BT-960▶損傷無し
・BT-998▶損傷無し
・BT-1099▶撃破確認
・BT-1110▶撃破確認
◇えいゆう直属艦載機
89式空間戦闘攻撃機"ブラックタイガー"
▽艦上攻撃仕様
・BT-01▶損傷無し
・BT-02▶損傷無し
・BT-03▶損傷無し
・BT-04▶損傷無し
◇艦隊編成
▽攻撃本隊(艦名のみ)
・えいゆう
・ゆきかぜ
・やはぎ
・かげろう
・サイクロプス
・むろらん
・ネルソン
・くま
・レインボー
・てんりゅう
・クレッシー
・まいづる
・カンバーランド
▽陽動隊第一
・はまかぜ
・はつゆき
・ユリシーズ
・ハーキュリーズ
・いそかぜ
・マーキュリー
・しずく
・すずつき
・ほたか
▽陽動隊第二
・あたご
・あかしも
・ウォースパイト
・はたかぜ
・インぺリューズ
・あしがら
・エディンバラ
・たかお
◇艦艇諸元
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▽長門型旗艦級宇宙戦艦
型式:M-2174-1型
全長:286.80m
全高:50.65m
全幅:72.39m
武装:41糎2連装衝撃砲/5基10門
8mm4連装対空レールカノン砲/4基16門
8mm2連装対空パルスレーザー砲/4基8門
艦対艦誘導弾発射管/10基
艦対空誘導弾発射管/12基
空間重魚雷発射管/6基
搭載機:ブラックタイガー/4機
→艦外駐留方式を採用
同型艦:2190年までに270隻が建造
地球防衛軍発足時から建造が始まった旗艦級戦艦。地球防衛軍は元々、テラフォーミング先へ入植した人々の反乱抑制や、宇宙海賊の制圧などのために発足されたが、ガミラス識別後はその指針を大きく変え、防衛軍隊として再び発足された。その中でも長門型は前述の通り発足時から建造が始まったため建艦数が非常に多く、西暦2190年までに270隻が建造された。基本性能は非常に高く、搭載されている主砲はガミラス戦艦の装甲を貫徹することができる。また、積載装甲を採用しているため、ガミラス戦艦の砲撃にも耐えうる防御力を有している。
西暦2178年制式採用、2200年除籍。
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▽秋月型突撃宇宙駆逐艦
型式:M-2188-1型
全長:209.03m
全高:44.72m
全幅:78.89m
武装:30.5糎2連装衝撃砲塔/2基4門
8mm2連装対空ガトリング砲/8基16門
艦対艦誘導弾発射ポッド/8基
8連装空間機雷射出機/8基64門
側面艦対空誘導弾発射ポッド/2基18門
空間重魚雷発射管/24基
同型艦/2190年までに998隻が建造
新たなる駆逐艦建造競争の末、完成した突撃宇宙駆逐艦。本級は鞍馬型突撃宇宙駆逐艦の後継艦で、エンジン性能の向上と積載装甲を施された重武装の突撃宇宙駆逐艦として誕生した。だが、駆逐艦とは思えない程の武装を搭載している為、その実態は巡洋艦級として扱われたりもする。建艦が簡単な構造な為、量産がすぐされ、西暦2190年までに998隻が建造された。
基本性能は高く、長門型同様搭載されている主砲はガミラス艦を撃破できる性能を有している。長門型同様、積載装甲が採用されているが長門型までの防御力は無い。
西暦2188年制式採用、2199年全艦喪失。
ご拝読いただきありがとうございました。