整体院龍水堂のブログ

病気やケガの治療についてのブログです。主に鍼治療について載せていきます。

コリの放置は命に関わる

2020-07-18 23:03:55 | 日記
こちらの患者さんは元々腰痛と股関節付近の痛みで来院されておられました。


症状はかなり軽くなり日常生活で困ることはなくなってきたのですな、先日より呼吸が少し苦しい感じがして変とのことで、まずは触診してルート探しから。

すると背部の左側だけ痛みとコリがあるけど右側にはない。

あ、これで間違いないだろうなと思い刺鍼開始。

あっという間にフレアー現象が発生。



もちろん腰の治療も忘れずにやります。

治療終了後に呼吸の状態を確認するが変化無し。

腰は楽になっているとのこと。

一旦帰宅して頂き数時間後に電話が入る。

『帰宅して眠気がハンパなかったので横になったら爆睡してました。起きたら呼吸が楽になってて不思議な感じでした』とのこと。

疲労が蓄積することによりコリになり、そのコリがまた蓄積する。

そして痛みや違和感、呼吸のしにくさに繋がるわけですね。

ですがそのコリを徹底して取り去っていくことによって症状を消し去ることが出来ます。

しかし中途半端に刺激を与えたところで取れないわけです 。

だからこれだけの鍼を刺さないといけないんですね。

【たかがコリ】ではないんです。

放置しておくことで様々な症状を引き起こし、重大な疾患に繋がることも多々あります。

コリは放置せずに小さいうちに潰しておくことで、いつまでも安定して元気に毎日を過ごすことが出来ます。

【まだ大丈夫は黄色信号】

であることを認識して、日頃からメンテナンスを怠らないようにしましょう。

コレが寝違えなのか⁉️痛くて頚が回らない不便さ

2020-07-04 23:01:43 | 日記
はい、こんにちは。

整体院龍水堂の久松一夫です。

今回お届けするのは

【寝違えじゃないけど回らない頚の症状】

についてです。

誰しも一生のうち一度は起こすであろう寝違え。

こちらの患者さんは最初は寝違えたかな?くらいに軽く思っていたらしいのですが、全然退いてくれない痛みと可動域制限(動きにくくなること)が1週間以上続き、病院→整骨院→整骨院→整体院→病院→鍼灸院→当院と、かなり長い間(2ヶ月以上)経っても治らないということでいらっしゃいました。

病院では骨には異常がない、整骨院では寝違えのひどいやつ、整体院では頚が歪んでる、鍼灸院では血液の流れが滞っている・・・と、色々言われたそうですが、患者さんからしたら早い話が

【何でもいいから治してくれっ‼️】

ってことなんですよね。

私の見立ては上記の全部です。

え?ズルくない?(笑)

いえいえ、どれも見立ては間違いないですもん。

その中で一番の原因は血液の滞り、その結果筋肉がガチガチに固くなり骨にまで影響を与えるほどになった。
そうした結果として寝違えのような症状が起こった。
そしてそれを治せる技術を持った人がいなかった。

というお話なんですね。

はい、というわけで、答えはシンプルなので治療開始。

ガチガチになった筋肉は当院お得意のルート鍼で退治します(^.^)







鍼を打ち終わり15分程放置します。

するとだんだん血液が集まり始めて筋肉が柔らかくなってくるんですね。

鍼を抜くと所々血が出てきます。

でもこれは仕方ないんです。

何故かというと、この溜まった血液が悪さをして筋肉を固くしてしまう原因なんです。

なので鍼をしたら勝手に抜ける(血が出る)というわけなんですね。

でも安心してください。

余計なものが身体に溜まっていただけで、それが出てしまえばラクになれますから(^.^)

もしもあなたがどこにいっても治らなかったというような症状をお持ちなのであれば、一度ご相談ください。

きっとあなたのお力になれると思います。

整体院 龍水堂
院長 久松一夫

医者不審と鍼治療

2020-06-30 23:30:17 | 日記
病院で脊柱管狭窄症と診断された40代後半男性。

既に10件近くの病院や整骨院などをめぐり、対応が一律であったことと効果が全く出なかったこと、何より医師や施術者が不親切かつ逃げの言葉ばかりを使い、不信感しか抱けなかったことで体調は悪化の一途を辿っているとのこと。

流石に当院に来院されたばかりの時は初対面でありながら物凄く不審な目で見られていました。

カウンセリング中よくよく話を聞くと、ここでは書けない内容がまぁ出るわ出るわ・・・。

医療者に不信感を抱くのも致し方ないと思いました。

ですがこちらとしてはどんな方にも全力でやるしかないわけですから、こちらの治療に対する思いの丈をぶつけ相手の本気に対して向かい合いました。

すると

【じゃあやるだけやります】

とのことで触診開始。

【あ、こりゃ狭窄症関係ないやん?】

と思いました。

疼痛減弱動作をすると反応箇所は実に3箇所。

【緩めたら絶対楽に出来る】

と確信しました。

私はレントゲンのような画像診断はあまり信じてません。

理由はここでは話せないくらいヤバイ内容なので割愛します。

知りたかったら直接尋ねてください。

鍼をする前に #筋膜リリース をして全体を緩めリラックスしてもらう。

今どういう感じか尋ねると、力が抜けてフワフワした感じがするとのこと。

そして #ルート鍼 をすると反応が出る出る。





あ、こりゃ手術なんていらないやと思いました?

案の定、治療が終わったら痛みが激減。

今まで変わらなかったのに何で?という言葉を頂きましたが、治療前と後とではこうも顔つきが変わるものかというくらい柔和な顔つきに変わられました。

まだ完全に信頼されたわけではありませんが、こういった患者さんが一人でも減るようにこれからも治療に邁進して参ります。

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#筋膜リリース
#龍水堂
#脊柱管狭窄症
#腰痛専門院
#疲労
#瘀血
#悪血

眠れぬ夜は誰のせい?

2020-06-27 09:28:00 | 日記
テストがあるのに眠れない・・・

彼との初デートなのに・・・

もう何日も眠った記憶がない・・・

眠ったと思ったらもう朝が来た・・・etc

眠れないって本当に苦痛ですよね?

そんな不眠に対してあなたはどんな対策をしていますか?

ホットミルクを飲む?

体を目いっぱい動かしてから寝る?

お風呂にゆっくりと浸かる?

睡眠導入剤などを処方してもらう?



はい、どれも間違っていません。

『何でもいいから眠らせてくれっ!!』


そんな悲痛な叫びが聞こえてくるようです。

さて、本日はそんな深いお悩みを持つあなたに、自律神経を整え安心して眠れるためのとっておきのツボをご紹介いたします。

まずは頭のてっぺんにある『百会』というツボです。

身体の正中線にあり、両耳の先端をあたまのてっぺんで結び交差するところにあります。

ここがブニブニとしているのであれば、あなたは相当ストレスを抱え込んでいると思います。

そんな時はこの百会をボールペンの後ろ(先っぽは刺さるからダメですよ(^-^;))を使って軽く痛い程度にキュッと圧します。

そのまま1分くらい持続させてください。

そんな刺激を一日数回与えてあげることで、あなたの自律神経機能は少しずつ整ってきます。

繰り返し繰り返し毎日やらないといけませんが、もしあなたが

『薬に頼りたくない!!』

と願うのであれば、この方法は実におススメの方法になります。

最初は薬を飲みながらでも構いません。

ですが1~2か月くらいかけて少しずつ薬の量を減らしながらやっていくと良いと思います。

いきなり薬を手放すのは怖いですからね(^-^;

是非お試しください!

整体院 龍水堂
院長 久松一夫

TEL:092-981-2957

何事も経験するに越したことはない

2020-06-23 00:54:56 | 日記
往診先の患者さん(84歳)

お子さん2人を立派な社会人にまで育て上げたことが誇りであり自慢。

孫も大きくなり、やることは全てやった・・・とひと安心した矢先、80年間生きてきて一度も大きな病気やケガをしたことがなかった身体に異変が現れ始めた。

最初は動きが鈍くなってにたということだが年齢的なものとしか考えていなかった。

しかし80歳を過ぎてから、これまで一度も感じたことのない程の痛みが急に襲い始め歩くのが困難になってきた。

家族の勧めもあり、これまで縁がなかった病院に連れていかれた。

告げられた病名は脊柱管狭窄症。

背骨が狭くなり脊髄が圧迫されて痛みやシビレが出てくるものだと教えてもらった。

それから薬を毎日飲むようになり、電気をあてたりマッサージしたり腰を引っ張ったりする治療が始まった。

しかし痛みは一向に退かない。

診断から3年経った頃に歩行器を使わないと歩けなくなった。

そして4年目には布団から起き上がるのに10分かかるようになった。

病院にも行けなくなった。

近所の友達から心配され往診に来てくれるからということで当院を紹介され往診開始。

家族の方が出迎えてくれて患者さんの部屋に入ると動けなくなった患者さんが寝ていた。

上記の話を聞いて治療内容を説明し治療開始。

うつ伏せになるのに時間がかかるが、こちらが手を貸すと余計に痛みが出るので自力でやってもらう。

うつ伏せになるまで約10分。

腰部は柔らかく硬結が見当たらない。

しかしよく診ると感触がおかしなところが散見される。

治療開始から最初の3回は特に変化が現れない。

本日4回目でようやく変化が現れ始めた。

うつ伏せになるのに10分近くかかっていたのが、痛いながらも80秒で出来るようになっていた。

動きに変化が現れ始めているが本人に自覚はないように見えた。

説明すると

【あらそういやそうね(^_^;)】

と気づいてくださった。

痛みは10→7に減っているが、それでも長年身体に溜まった疲労はそうそう簡単には抜けてくれない。

ましてやこれまで病気やケガをしたことがなかったせいか痛みに対する免疫もない。

つまり身体が(頭も)対処の仕方を知らないわけだ。

80年も認識したことがなかったわけだから仕方ないといえば仕方がない。

散見された違和感も減って痛みは減り始めているし動きも出てきているので、経過を追っていこうと思う。

病気やケガはしないに越したことはないが、経験を積むためにも少しはしとかないといけないのかな?と考えさせられる患者さんでした。