利用者が月費用を支払って施設で生活をする有料老人ホームは大きく介護付き、住宅型、健康型の3つに分類されます。介護付き有料老人ホームは文字通り日常生活で介護が必要な人が利用する施設のことです。介護士は入浴や排泄の介助、ベッドメイクなどの基本的な介護業務に加えて、レクリエーションの企画や準備なども担当します。需要の増加に伴って施設の数も増えていることで幅広い選択肢から選べるのが特徴です。しかし、事業所によって働き方や環境に細かい違いがあるのでしっかりと見極めなくてはいけません。
有料老人ホームを選ぶ時の大事なポイントの一つが育成環境の有無です。介護業界は慢性的に人手が足りていないため、人材育成に手が回らない事業所も少なくありません。こうした事業所に入ってしまうと何も教えてもらえない状態で様々な仕事を任されて、精神的プレッシャーに押しつぶされてしまうこともあります。未経験者でも安心して働ける環境が整っているかを調べておくことが大切です。
勤務形態も職場選びの重要なポイントになります。前述したように有料老人ホームは利用者が生活をする施設なので、健康状態を確認するために勤務は日勤と夜勤のシフト制で行うのが基本です。1ヵ月の夜勤回数や残業時間で肉体的負担は大きく変わるため、面接の時に積極的に質問をして疑問を解決した上で判断しなくてはいけません。質問に対して曖昧な回答しかもらえない場合は避けるのが無難です。有料老人ホームでの働き方については、こちらのサイトにも詳しく記されています。